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私は自らをとりまく状況の産物ではない。自らの意思決定の産物だ。

私は自らをとりまく状況の産物ではない。自らの意思決定の産物だ。
by スティーブン・R・コヴィー

あなたは、自分の境遇を他人や環境のせいにしてはいませんか?

タイトルの言葉は、「7つの習慣」の著者で知られるアメリカの作家で経営コンサルタントのスティーブン・R・コヴィー氏の言葉です。
自分をとりまく状況は、自らの意思決定の産物だと述べた深いメッセージですね。

私たちの人生、自らの選択、意思決定によって決まっていくことは紛れもない事実ですが、時折、自分の境遇を恨んだり、他人のせいにする人がいますよね。

数年前に、「親ガチャ」という言葉が流行したことがありました。
「子供は親を選べない」ことから、生まれてきた家庭環境によって、その人の人生がたいてい決まってしまうという意味のスラングですが、人の一生というのは、生まれてきた環境によって決まってしまうものなのでしょうか?

子供の成長が、家庭環境の影響を受けてしまうことは否定しませんが、大人になってからもそれを主張するということは、その人の言い逃れ、言い訳に過ぎないと思わざるを得ません。
大人になれば、自分の人生をどう切り開いていくかは自由に決めることができるはずです。
それなのに、「親のせいでこんな人生を歩まなければならなくなった」などと言うのは、自分の意思決定のなさを他人のせいにしていると言わざるを得ません。

貧乏な家庭環境で育った人が、大人になってから有能な経営者になったという話は、日本だけではなく世界中にたくさんあります。
子供の頃に体が弱く、病気がちだった人が、大人になってから一流のアスリートになったという話もいくらでもあります。
つまり、生まれつきの能力や家庭環境のせいにするのではなく、自分の強い意思によってその人の人生そのものが切り開かれていくことは間違いないのです。

悪いことが起これば、すぐに他人のせい、環境のせいにする人がいますが、そんな人は人として尊敬できませんよね。
自分の運命も同じなのです。
他人のせい、環境のせいにしている間は、何も向上しませんし、あなたの成長にはつながりません。
すべてが自分が選んだ結果が、今の自分の状況を表しているのです。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの活動の際にも、失敗したり、思いどおりに事が運ばないときに、他人のせい、環境のせいにしてはいけません。
たとえそうだとしても、それを主張したところで、何も変わらず、周りの人に悪影響を及ぼすだけです。

SDGsの活動においては、困難な課題に果敢に挑戦しているわけですから、うまく行かないこともあるのは当然のことです。
私たちは、自分のやるべきことを一生懸命に取り組むことしかなく、あとは結果が出るのをひたすら待つしかないのです。
誰かのせいにしている間は、何も変わらないどころか、むしろ悪化してしまいます。
自分の役割を常に意識しながら、自分のできること、やるべきことに懸命に取り組んでください。

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