無病息災(むびょうそくさい)
by四字熟語
あなたは今、幸せですか?
タイトルの言葉は、四字熟語で、日本ではよく目にする言葉ですね。
長生きをしている人の話や、新年の願いごとなどでよく目にします。
意味は、「病気にもならず、災難にも遭わないで、健康で無事に過ごすこと。」ということです。
私たちが生きていく上で、平穏無事に過ごせることほど幸福なことはないかもしれません。
自分の身が健康であり、災害や事故にも遭わずに、無事に過ごすことができるとすれば、私たちは何不自由なく、思う存分、自分の好きなように生きることができるからです。
もしも、病気や災難に見舞われてしまえば、自由を奪われ、好きなこともできなくなってしまいます。
しかし、「無病息災」でいることは、決して当たり前ではありません。
「無病息災」は、必ずしも自分が望んで手に入るものではないからです。
世界には、生まれつき病気や障害を持って生まれてきた人もたくさんいますし、戦争やテロで家や家族を失ってしまった人もたくさんいます。
また、地震や悪天候など天変地異によって、命や財産を失ってしまう人も世界中にはたくさんいるのです。
病気や災難に遭った人々は、少なくともその期間、心が傷つき、自由を奪われ、好きなこともできず、生きる気力さえも失ってしまう恐れもあるのです。
そう考えると、私たちの今が「無病息災」の状態だとすれば、こんな幸福なことはありません。
感謝の気持ちを忘れずにいたいものです。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標の中には、貧困や飢餓、健康問題や平和など、「無病息災」ではない状況の人々に関する課題も多く取り扱っています。
「無病息災」の人々をたくさん生み出していく社会を創り出すこともSDGsの目標なのです。
私たちに何ができるのか、真剣に考えてみましょう。