あなたの同意なしには、誰もあなたに劣等感を抱かせることはできないのです。
by エレノア・ルーズベルト
あなたは劣等感を持っていますか?
タイトルの言葉は、第32代アメリカ合衆国大統領 フランクリン・ルーズベルト夫人 エレノア・ルーズベルトの言葉です。
劣等感とは自分自身が感じるものであり、自分以外の人間が劣等感を抱かせることはできないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、劣等感を感じてしまうことがあります。
優秀な誰かの姿や行動を見て、「自分は何てダメな人間なんだ」とか「自分はあんなこともできないのか」などと自分自身を卑下し、劣等感を感じて落ち込んでしまうことがあります。
劣等感を感じるというのは、誰かの行動や姿を見て、自分の心が感じてしまうわけですが、他の誰かがあなた自身に劣等感を抱かせるわけではないことに気づきましょう。
誰かの姿や行動を見て、あなた自身が勝手に劣等感を感じているに過ぎないのです。
他の人の行動は、その人自身が自分の意志で実行し、その能力を発揮しているに過ぎないだけなのです。
もちろん、その人の行動、能力はあなたよりも優れているのかもしれませんが、それを見て、あなた自身が心の中で、「自分はダメな人間だ」と決めつけているに過ぎないというわけです。
その人にはその人の能力や経験があり、一つの分野において、その時点であなたよりも優れている点があるというだけのことであり、それだけのことで、あなたがダメな人間だと決めつけること自体がナンセンスです。
誰でも得意なことや経験を重ねていることがあり、何かの分野で優れた能力を持っているのは当たり前のことなのに、その一つの行動や能力を見て、自分が劣等感を抱くなんて全くのナンセンスです。
劣等感を抱くなんて、自分の勝手な思い込みや感情であって、他の誰かから伝えられたり、決めつけられることではないのです。
劣等感を抱くなんて、全く無意味であることは理解しましょう。
人は誰もが得意なこと、不得意なことがありますし、経験値も違います。
人それぞれの能力が違って当たり前なのです。
劣等感を抱くのではなく、能力アップしたいと思うのなら、その人に追いつこう、追い抜こうと努力すればよいだけのことです。
あなた以外の人が、あなたに劣等感を抱かせることはありません。
劣等感を感じるとしたら、それはあなた自身の心の問題です。
そのことだけは忘れずに、できれば劣等感を持つことなく、前向きに生きていきましょう。
