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人間は常に、自分に理解できない事柄は、何でも否定したがるものである。

人間は常に、自分に理解できない事柄は、何でも否定したがるものである。
byブレーズ・パスカル

あなたは、相手の言葉や行動を否定していませんか?

タイトルの言葉は、パスカルの定理の発見などで知られるフランスの哲学者 ブレーズ・パスカルの言葉です。
人はなぜ、批判をしたり反対したりするのかを述べた深い名言ですね。

私たちは、人生の中で、自分の言った言葉や行動について、相手に批判されたり否定されることがありますよね。
反対に、自分が誰かの言葉や行動を否定することだってあるわけです。

人はなぜ誰かの言動を否定するのか?
それは、相手の言動が自分には理解できないからです。
「理解できない」というのは、自分が今までの人生の中で知らなかったことという意味も含まれますが、大抵の場合、自分が持っている常識や固定観念とは異なる言動を見たときに、「それは違う」と否定したがるのです。

例えば、「目上の人にはきちんと挨拶すべきだ」という固定観念を持っている人は、年下の人間から挨拶をされなかった場合に、「あの人はダメな人間だ」と否定してしまいます。
「その日、挨拶をされなかった」という事実だけで、その人を否定してしまうわけです。

もしかしたら、その人は、「あなたが忙しそうだから」または「緊張している場面だから」という気遣いから、あえて挨拶をしなかっただけかもしれません。
また、周りの人から、「今は挨拶をしないほうが良い」と言われていたのかもしれません。
したがって、「その日、挨拶しなかった」という事実だけで、その人を真っ向から否定してしまうのは、不合理だと言わざるを得ません。

私たちの心は、常識とか固定観念であふれています。
相手を否定する前に、冷静に、そして広い視野で物事をとらえるようにしないと、「あの人は気難しい人だ」というレッテルを貼られてしまうかもしれませんよ。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。

SDGsの活動をしていると、「あの人は偽善者だ」とか「胡散臭い」などと批判したり否定する人が現れます。
SDGsの活動をしているだけなのに、そのようなことを言われるのです。
全く不合理で理不尽だと思いませんか?

とは言っても、前述したように、人間の心はその人自身が持っている常識や固定観念で凝り固まっています。そのため、自分たちの言動を理解できない人がいても仕方がないのかもしれません。
私たちは、そんな外部の声に惑わされてはいけません。
自分(たち)の信念に基づき、目標達成に向け、行動を実践、継続していきましょう。

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