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人間一生、いやしくも命のある間は、遊んで暮らす法はない。by 国木田独歩

人間一生、いやしくも命のある間は、遊んで暮らす法はない。
by 国木田独歩

あなたは、遊んでばかりいませんか?

タイトルの言葉は、小説家 国木田独歩の言葉です。
私たちは、人間として生きていくには、遊んで暮らすわけにはいかないと述べた深いメッセージですね。

人は誰でも、一度くらいは「一生遊んで暮らしたいなあ」などと思うことがあります。
あなた自身も、これまでに一度や二度、「ずっと遊んで暮らせたらどんなに幸せだろう」と思ったことがあるはずです。
仕事もせずに、毎日のんびりと旅行したり、趣味を楽しんだりしながら生きていけたらどんなに幸せだろうかと思うことがありますよね。

しかし、私たちは人間として生まれてきた以上、一生遊んで暮らすなんてことはできないのです。
人の役に立つこと、人を幸せにすることが私たち人間としての使命であり、生きる意味だからです。
つまり、社会貢献をするために私たちは生きているというわけです。

それに、仕事もしないで、一生遊び呆けていることが幸せかというと、決してそんなことはありません。
現在の日本社会において、無職の人も数多くいるわけですが、無職の人が今のままで幸せかというと、決してそうではないはずです。
「自分は社会に取り残されているのではないか」という不安を感じたり、「自分は役に立たない無意味な存在ではないか」という無力感を感じるなど、決して幸福な状態ではないはずです。

仕事をすれば、つらいこともあるかもしれませんが、達成感や充実感を感じることも多く、自分は誰かの役に立っているという満足感も得られます。
それも一つの幸福のかたちなのです。

仕事で失敗したり、つらいことがあると、「一生遊んで暮らしたいなあ」などと思うかもしれませんが、遊んで暮らすことが決して幸せではないのです。
たまのお休みに、趣味や旅行を楽しむことができるからこそ、遊ぶことの楽しさを感じることができるわけで、毎日遊び呆けていたら、そんな生活に嫌気が差してしまうはずです。

人間として生きていく以上、仕事をするのが使命だということを決して忘れないようにしましょう。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。

SDGsの目標の中にも、仕事に関するものがあります。
目標8の「働きがいも経済成長も」です。
仕事をする際には、つらい思いをしながらイヤイヤ働くのではなく、生き生きと働きがいのある職場で、自分の能力を活かしながら働けることが大事な要素の一つです。
そして、働くことで経済成長にも貢献していくことができれば、働くことの意義を感じることができるというわけです。

人が働くということは、自分が生きていくための糧であると同時に、経済成長と社会貢献をも果たしていくという使命も担っているということになります。
そのことを常に意識しながら、今後も仕事ができるといいですね。

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