私たちは単に自分の過去の体験に対する印象や価値観で世界を見ているのです。
by 相川圭子
あなたは、物事をどんな視点で見ていますか?
タイトルの言葉は、ヒマラヤ聖者 相川圭子氏の言葉です。
私たちは物事を見たり、考えたりする際に、過去の自分の体験をもとに、その印象や価値観で世界を見ているのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、現実の世界を生きているわけですが、周りの人たちとの考えとは違っていたり、後になって真実とは異なることが判明することがありますよね。
自分自身が思ったり感じたりしていることは、必ずしも事実と一致していたり、周りの人たちと同じ気持ちだとは限らないということです。
例えば、幼い頃に犬に噛まれた経験のある人は、大きな犬はもちろん、小型犬を見ても恐怖心があり、近寄れないことがあります。
ほとんどの人は、小型犬を見ると可愛いと感じ、撫でたり抱いたりしたいと感じるものですが、犬に噛まれた経験のある人は、「犬は怖い存在だ」と思い込んでいるので、周りの人がどんなに「大丈夫だから触ってごらん」と言っても、理解することができないというわけです。
私たちは、過去の経験に基づいて自分なりの常識とか価値観を持っているので、真実がどうであっても、それを容易に変えることは困難なのです。
私たちが物事をとらえるとき、それが本当に真実かどうかを考えるようにしてください。
自分だけの常識や価値観だけで決めつけていたり、思い込みで物事を見ていないかどうかをよく考えてみることです。
自分がどう感じるかとか、どう思うかというのは、過去の経験に基づいているので、ある意味仕方ないことですが、それが真実で、正しい選択かどうかはわからないものです。
自分だけの常識や価値観で物事を見ることで、間違った判断をしてしまったり、自分が損をするようなことがないようにしたいものです。
少し冷静に考えてみて、何が真実で、今だったらどうすることが最善かどうかを見極め、行動することが、人生においては必要なのです。
自分だけの価値観にとらわれることなく、冷静に多様な考え方ができるような生き方ができれば、きっと豊かで充実したモノになるかもしれませんよ。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている人は、自分なりの常識、価値観を持って、行動していることと思います。
自分は正しい行動をしており、決して間違ってはいないと思い込んでいる人もいるかもしれませんが、少し冷静に考えてみてください。
私たちは、過去の経験に基づいて自分の常識、価値観を持っているので、真実や他の人の考え方とズレている可能性が決してゼロではないのです。
自分の考え、価値観にとらわれることなく、多様な目を持ち、他の人の心に寄り添えるような行動ができる人になってください。
