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未来はためらいながら近づき、現在は矢のように飛び去り、過去は永遠に静止している

未来はためらいながら近づき、現在は矢のように飛び去り、過去は永遠に静止している。
by フリードリヒ・フォン・シラー

あなたは時の流れをどのように感じていますか?

タイトルの言葉は、ドイツの詩人で思想家のフリードリヒ・フォン・シラーの名言です。
現在、過去、未来について時の流れに関する感性について述べた深いメッセージですね。

時間の捉え方として、過去、現在、未来へと続いていくわけですが、皆様は時の流れをどのように捉えていますか?
ドイツの詩人 シラーは、まず未来について、「ためらいながら近づいてくる」と面白い表現で述べています。
未来は、良いことが起こるのか、悪いことが起こるのか誰にもわかりません。
予測することはできますが、予測どおりになるかどうかはわかりませんし、想定外の出来事に見舞われてしまうかもしれません。
つまり、「ためらいながら近づいてくる」というのは本当に的確な表現ですね。

また、現在については、「矢のように飛び去る」と表現しています。
確かに、「今」という時間は、一瞬のうちに過ぎ去ってしまいます。
当たり前のことですが、1秒1秒が一瞬のうちに過ぎ去ってしまい、ある一瞬だけが2秒、3秒と伸びることはないわけで、「矢のように飛び去る」ことは明白ですね。

最後に、過去については、「永遠に静止している」と表現しています。
過去の出来事を思い返してみると、動いている映像を思い出すことはあっても、その映像を変えることは出来ません。
過ぎ去ってしまった過去は、あのときのままの映像であり、永遠に変えることはできないわけです。つまり、「永遠に静止している」ということです。

私たちが生きているのは、「今」です。
過去は取り戻すことはできませんし、未来は「今」を続けていけば、やがてやってきますが、何が起きるかわかりません。
つまり、矢のように一瞬で過ぎ去っていくであろう「今」を最も大切にすべきであることは間違いありません。
そして、「今」の連続が、あなたの未来を決めるのも間違いありません。
常に心構えとして、意識しておきたいものです。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。

SDGsの目標設定は、当然のことながら「未来」への目標ですが、未来の目標達成のために最も大切なことは「今」であることは否定しようがありません。

「今」の連続、その先に未来があるわけですから、今、何をすべきか、何ができるかを考え、行動を実践することが大切であることは間違いないわけです。

過去の過ちについて反省することも必要ですが、最も大切なのは、「今」であることは決して忘れずに、これからも活動を継続していきましょう。

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