ことわざ

先ず隗より始めよ。(まずかいよりはじめよ)by 日本のことわざ

先ず隗より始めよ。(まずかいよりはじめよ)
by 日本のことわざ(起源は中国)

あなたは、難しいことから始めてはいませんか?

タイトルの言葉は、日本のことわざです。
「隗」とは、古代中国の燕の王に仕えた部下の名前です。
王から、「どうすれば賢者を招くことができるのか?」と問われた部下の隗が、「まずは自分のような凡人を重用すればよい。そうすると、一流の人材がおのずと集まってくるだろう」と助言したことが起源とされています。
つまり、「壮大なこと、大きな事業を成し遂げようと思うならば、まずは身近なこと、簡単なことから始めなさい」もしくは、「何事も言い出した者から始めなさい」という意味になります。
何か良いアイデアが浮かんだのでしたら、それを発言した人が最初に始めてみるのがいいですよね。

あなたがもしも壮大な目標を持ち、それを実現したいと思ったのでしたら、まずは身近にできそうなこと、簡単に始められそうなものから始めてみてください。
そうすれば、手軽に始められますし、やる気も落ちないはずです。
そして、実践しているうちに徐々に知識や技術が伴っていき、大きなことをできるようになれるかもしれません。

いくら大きな目標だからといって、いきなり難しいこと、やったこともない壮大なことをやろうとすれば、失敗する可能性も高くなって落ち込んで心が折れることにもなりかねません。
マラソンを始めようとする人が、いきなり42.195kmを完走するなんて無理ですよね。
まずは、3kmとか5kmから始めるのが普通です。

何事も、まずは身近にできそうなこと、簡単にクリアできそうなことから始めるのが基本です。
どんなに大きな目標でも、困難な目標でも同じです。
決して無理をしないように、そして実現を果たすためにも、まずは簡単なことから始めるという気構えを決して忘れないようにしてください。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。

SDGsの活動を始める際にも、自分にできそうなこと、簡単にできることから始めてください。
SDGsは、世界における困難な課題解決のための目標であり、個人や団体にとっては壮大すぎるものもたくさんあります。

目標に向かって、行動を実践し、やる気を持つことは良い心構えですが、あまりにも目標が壮大すぎると、途中で頓挫し、やる気を失ったり、道を外れてしまうことにもなりかねません。
それに、個人や団体でできることにも限りがあるので、あまりにも目標が大きすぎるのも考えものです。

私たちでも身近にできること、簡単に始められることから徐々にステップアップしていきながら、目標に向かって前進していければいいですね。

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