理性は感情の奴隷であり、またそうあるべきである。
by デイヴィッド・ヒューム
あなたは常に理性を自分でコントロールできていますか?
タイトルの言葉は、スコットランドの哲学者 デイヴィット・ヒュームの言葉です。
理性は感情によってコントロールされるものであり、またそうあるべきだと述べた深いメッセージですね。
私たち人間は、誰もが理性というものを持っています。
理性とは、物事の道理を考える能力、そしてその道理に従って判断したり行動したりする能力のことを指します。
そして、道理とは、「こうすればこうなる」とか、「こんなことは絶対にしてはいけない」という物事の筋道のことを言います。
つまり、私たち人間は常に、「こうすべきだ」とか「こんなことをしてはいけない」と考え、判断しながら行動しているというわけです。
この理性を常にコントロールしているのは、感情であり、それ以外にはないといっても過言ではありません。
つまりは、感情以外の影響を受けて理性をコントロールされてはいけないということになります。
理性が、独立した何かの存在だったり、絶対的な支配者によってコントロールされてはいけないということです。
こんなことは至極当然のことだと思われるかもしれませんが、人間の理性が自分の感情以外でコントロールされることはよくある話なのです。
例えば、一人の人間が、一つの宗教に心酔してしまい、その宗教の教えしか信じられなくなってしまう人が少なからず存在します。
そして、その宗教の教えが絶対的だと信じ込んでしまい、善悪の区別がつかなくなってしまう人が世界中に数多く存在しているのは事実です。
また、政治家や哲学者の演説や思想に夢中になりすぎて、彼らの言うことを絶対的だと信じ込んでしまう人も、世界各地に大勢います。
宗教や政治家、哲学者に夢中になってしまうのは、自分の理性を自分の感情以外のものに支配され、コントロールされている状態ということになり、極めて危険な状態ということにほかなりません。
こんな状態になってしまえば、善悪の区別すらできなくなったり、自分がやるべきことも自分で決められず、他者によって自分の人生を振り回されていることになってしまうのです。
私たちの人生は、私たち自身で判断し、行動することが自然であり、当たり前の姿です。
他者によって、人生に影響を受けることはもちろんありますが、他者によって自分の人生をコントロールされたり、支配されてはいけないのは言うまでもありません。
あなたの人生はあなた自身のものです。
自分の理性は自分の感情でコントロールし、誰にも支配されることのないように、自分の人生を自分自身で判断し、行動できる人になりましょう。
