おしるこに塩を入れる。砂糖の甘さを引き立てさせるためである。批判はこの塩みたいなものである。
by加藤諦三
あなたは、周りからの批判をどう受け止めていますか?
見出しの言葉は、早稲田大学名誉教授で社会学者の加藤諦三先生の名言です。
人が批判すること、または批判されることの意味を、皮肉を込めて述べた深い名言ですね。
おしるこに塩を入れたり、スイカに塩をかけると、甘さが引き立ち美味しく感じます。
このことを人が批判することに置き換えて述べたユニークな加藤先生の名言だと思います。
人が誰かを批判するということは、その人をバカにしたり、貶めようという意図が感じられるわけですが、結果としては、批判している人は単なる引き立て役に過ぎません。
つまり、誰かを批判するということは、その人を表舞台に立たせて、目立たせることに貢献しているというわけです。
反対に誰も批判しなければ、その人は表舞台に立つこともなく、誰にも気付かれないのです。
政治家やタレントが、不謹慎な発言をしてSNSや報道で炎上する場合がありますが、まさにそれです。
大物政治家や大物タレントであればあるほど、批判にさらされ、炎上してしまうのです。
大物になれば、多少の批判は意に介さず、話題にしてくれたことを逆に喜んでいるかもしれませんよ。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの行動実践を一生懸命に行っていると、それを批判したり、悪口を言う人が出てきます。
現に、SNSや動画再生サイトで「SDGsなんて無意味で偽善だ」と堂々と批判している人もたくさんいます。
しかし、そんな批判なんて気にしないで、行動を継続してください。
反対に、SDGsを話題にしてくれたことに感謝しましょう。
SDGsは、未来の地球や人類のための行動ですが、行動を実践している人はまだまだ少数派です。
批判している人も、SDGsのことが気になって仕方がないのです。
周りの批判や悪口なんて意に介さず、私たちの未来のため、できることを精一杯継続していきましょう。