いやなこと、くるしいことを乗り越えるには忘却が最上の策である。
by 外山滋比古
あなたは、イヤなことや苦しいことに、いつまでもクヨクヨしていませんか?
タイトルの言葉は、英文学者 外山滋比古氏の言葉です。
イヤなこと、苦しいことを乗り越えるには、忘却が最上の策だと述べた深いメッセージですね。
私たちの人生、楽しいことや喜ばしいことばかりならば、どんなに幸福だろうかと思いますが、現実はそうではありません。
自分にとって不都合なこと、イヤなこと、苦しいことが起こるのが人生というものです。
たとえ、イヤなことや苦しいことがあったとしても、人はそれを乗り越えなければならないわけですが、その乗り越えるために最も良い方法は、忘れ去ることだと、英文学者の外山滋比古氏は述べています。
読者の中には、「なんだ、そんな簡単なことか」と、がっかりした人も多いかもしれませんが、イヤなこと、苦しいことを乗り越えるには、忘却が最良の手段であることは間違いありません。
そして、そんな簡単なことであるにもかかわらず、それができなくて悩み苦しんでいる人も数多くいるのが現実です。
当たり前のことですが、イヤなこと、苦しいことがずっと心の中にあるから、イヤな気持ち、苦しい気持ちが続くのです。
楽しい気持ちや嬉しいという気持ちがあれば、イヤなこと、苦しいことなんて忘れてしまうのです。
楽しい、嬉しいというポジティブな気持ちと、苦しい、つらいというネガティブな気持ちは共存できないからです。
あなたが好きな映画を見ているとき、好きな趣味を楽しんでいるときに、苦しいとかイヤだなという気持ちなんて全く感じていないはずです。
つまり、苦しみやつらさを忘れているということです。
苦しいこと、イヤなことを思い出したり、ずっと覚えているから苦しくてイヤな気持ちになってしまうということを意識していれば、自分が何をするべきか分かるはずです。
苦しいこと、イヤなことをずっと覚えているなんてナンセンスです。
そんなことは早く忘れて、楽しみや喜びを感じるような生き方をするように心がけましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていても、イヤなことや苦しいことがあるかもしれませんが、そんなことはとっと忘れて、次のステージに進むようにしてください。
イヤなことや苦しいことをずっと引きずっていても仕方ありません。
終わったこと、過去の出来事は、もう取り戻すことはできませんし、クヨクヨしたところで、何の解決にもならないからです。
今後も、未来の地球と人類のために、自分がやるべきことを考え、積極的に活動を継続していってくださいね。