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「ならなくてもいいけど、なったらいいな」と考えると、不思議な力が助けてくれる。

「こうでなければイヤだ」と執着せずに、「ならなくてもいいけど、なったらいいな」と考えると、不思議な力が助けてくれる。
by 小林正観

あなたは、「こうでなければイヤだ」とか「こうすべきだ」と物事に執着していませんか?

見出しの言葉は、心理学、教育学の博士で、著述家の小林正観先生の言葉です。
物事に執着するよりも、「こうなったらいいなあ」と考えると、案外うまくいくことが多いと述べた深いメッセージですね。

私たち人間は、物事に執着することが多いですよね。
例えば、「子供は一生懸命勉強しなければならない」とか、「仕事を明日までに終わらさなければいけない」とか、「試験に合格しなければならない」など、「こうでなければならない」「こうでなければイヤだ」と考えることが多いと思います。

自分がこうあってほしいと思う望みを持つことは、自然な感情であり、悪いことではないのですが、そのことに執着しすぎてしまうと、自分の望みどおりの結果にならなかった場合に、落ち込んだり、悩みが増えてしまうことになりかねません。

もちろん、望みが叶うように努力することは重要ですが、あまりにも執着しすぎて思いが強すぎると、変にプレッシャーを感じたり、追い込まれるような気持ちになって、上手く行かないこともあり得るのです。

そこで、心理学者の小林正観先生は、「ならなくてもいいけど、なったらいいな」という軽い気持ちで取り組んだ方が、案外うまくいくことが多いと述べています。
「こうなったらいいな」という望みは持ちつつ、「ならなくても仕方ないな」という気持ちも心の片隅に置いておけば、変なプレッシャーを感じることもなく、楽な気持ちで楽しみながら取り組めるはずです。
「楽な気持ちで」、「楽しそうに」という状況が、積極的な行動へとつながることが多いのです。
それに、楽な気持ちで楽しそうに行動していると、周りの人々からの協力を得られるなど、不思議な力が助けてくれることもあります。

物事に強く執着しすぎることなく、かる~い気持ちで取り組んでみてください。
意外と、うまくいくかもしれませんよ。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。

SDGsの活動こそ、目標達成に強く執着するのではなく、「こうなったらいいな」という軽い気持ちで取り組むことが大切です。
SDGsは、容易に達成可能な目標ではないので、高い目標を掲げ、必ず達成するという思いが強すぎると、うまくいかなかったり、思うような成果が得られなかった場合に、落ち込んだり、やめてしまう可能性があります。
実現困難な目標にチャレンジしているわけですから、なおさらのこと、「こうなったらいいな」という気持ちが重要になるわけです。

目標達成に執着しすぎず、「こうなったらいいな」という軽い気持ちで取り組みを続けてみるのも大切な心構えと言えそうです。

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