つらいことが多いのは感謝を知らないから。苦しいことが多いのは自分に甘えがあるから。悲しいことが多いのは自分のことしかわからないから。心配することが多いのは今を懸命に生きていないから。
by 石川洋
あなたは今、つらいことや苦しいことがありますか?
見出しの言葉は、作家の石川洋氏の言葉です。
つらいこと、苦しいこと、悲しいこと、心配することが多いのは、それぞれ自分の心に原因があるのだと述べた深いメッセージですね。
私たちの人生、生きていればいろんなことが起きるわけですが、思い通りにならずに落ち込んだり、気持ちが沈んでしまうことが多々ありますよね。
作家の石川洋氏は、心が沈んでしまうような状況になることが多いのは、自分の心に原因があるのだと述べています。
一つ一つ見ていきましょう。
つらいことが多いと感じている人は、感謝を知らないからです。
自分がつらいと感じるということは、自分だけがこんな目に遭っているのだと思っているわけで、他人に対する思いやり、感謝の気持ちを忘れている状況です。
感謝の気持ちを知っている人は、つらいことがあっても、「この程度で済んでよかった」と思うことができ、つらさを感じることがないのです。
苦しいことが多いと感じる人は、自分に甘えがあるからです。
自分自身が楽なこと、好きなことばかりしていると、ちょっと苦しいことがあるだけで、心が折れてしまうのです。つまり、自分に甘えがあるのです。
自分に厳しい人は、少しくらい苦しいことがあっても、苦しいとは感じないのです。
悲しいことが多いと感じている人は、自分のことしかわからないからです。
自分だけがこんな悲しい思いをしているんだという思い込みが強いから、悲しいと感じるのです。
悲しい出来事は、自分以外の他の人も同じくらい、もしくはそれ以上に起きていることに思いを馳せることができないから、自分だけが悲しいと感じてしまうのです。
他人のことも思いやれる人は、少し悲しい出来事が起きても、悲しいとは感じないのです。
心配事が多いと感じている人は、今を懸命に生きていないからです。
自分がやるべきこと、一生懸命に生きている人は、何かを心配している暇はありません。
心配ばかりしていると、自分がやるべきことに集中できませんし、何も手につかなくなってしまうからです。
心配ばかりしている人は、何かに集中しておらず、一生懸命に生きていない証なのです。
人生において、つらいこと、苦しいこと、悲しいこと、心配事があるということは、自分の心に原因、問題があることを述べてきました。
これらの感情を全てゼロにすることはできませんし、もちろんする必要もありません。
しかし、できるだけ早く、このような負の感情から立ち直り、明るく前向きに生きていく方が懸命な生き方と言えそうです。