努力がつらいと思う人間は、間違いなく自分だけのために努力している。
by 西田文郎
あなたは、自分の努力をつらいと感じていますか?
タイトルの言葉は、イメージトレーニング指導者の西田文郎先生の名言です。
努力がつらいと感じている人は、自分だけのために努力をしている人だと述べた深いメッセージですね。
もしもあなたが、今、努力していることがつらいと感じているとしたら、それは自分のためだけに努力をしているからかもしれません。
誰かのために、社会のために努力していると思えれば、つらいとは感じないはずなのです。
人は、誰かの喜ぶ姿や幸せな姿を見れば、つらさなど感じないものなのです。
もしも少しくらいつらいことがあったとしても、「あの人が喜んでくれる」と思えれば、元気が出てきて乗り越えられるものなのです。
もちろん、自分のためだけに努力することがダメなわけではありません。
私たちは、自分を磨くため、自分を成長させるために、つまり自分のためだけに努力をする場面は、人生において何度もあるはずですから、それが人として間違った行動ではないのです。
そのため、受験勉強やスポーツの練習など、自分のためだけに努力する行為は、「つらい」と感じても仕方がないのです。
例えば、受験勉強がつらいと感じたのなら、自分が合格したら、「親が喜んでくれる」とか「先生が喜んでくれる」と思えれば、つらい気持ちも少しは和らぎ、モチベーションが上がるのではないでしょうか?
私たちは、自分のためよりも、世のため人のため社会のために役立っていると思えれば、やる気がみなぎってくるのが人間の性(さが)というものです。
「つらい」と感じたら、愛する人や誰かが喜ぶ顔を思い浮かべて、心を切り替えてみるのもいいかもしれませんね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動においても、つらいとか苦しいなどと悩み苦しむことがあるかもしれません。
SDGsの活動は、世界のどこかで苦しんでいる人々を少しでも救済しようとする活動であり、直接的もしくは間接的でも誰かを幸せにするための活動と言えます。
たとえ顔は見えなくても、活動を継続することによって、喜んでくれる人、幸せになる人は必ず存在します。
そのことだけは決して忘れないようにしましょう。
自分のためだけに努力することはつらいと感じても、世のため人のため社会のための活動だと思いながら活動すれば、やる気もみなぎってくるはずです。
あなたの活動が、誰かを幸せにしているのだと信じて、今後も活動を継続していきましょう。