物の値打ちは、それが無いときに、 いちばんよくわかる。
byイギリスのことわざ
あなたは、豊かさを感じながら生きていますか?
タイトルの言葉は、イギリスに伝わることわざです。
物が豊かな国、日本で暮らす私たちの周りには物があふれています。
食糧がなくて飢えで困っている人は、日本にはほとんどいないでしょう。
食糧だけではありません。
住む場所や着る物、家具や電化製品などの便利な道具も豊富にあり、お金さえあれば、日本国内で手に入らないものはほとんどないと言えます。
このように豊かな社会で生活していると、物のありがたさに感謝する気持ちを忘れてしまいがちになります。
例えば、外出時にスマートホンを忘れてしまっただけで、私たちはその日一日、困惑してしまいます。
誰かと連絡できないだけではなく、便利な機能や楽しみがスマートホンにはたくさんあるからです。
しかし、十数年前にはスマートホンなんてものは社会には存在しませんでしたし、かつては、スマートホンや携帯電話がなくても普通に生活できたのです。
私たちは、本当に贅沢な生活をしていると言えます。
豊かな社会で生活することは、決して当たり前ではありません。
物があることの幸福を噛みしめながら生きていきたいものです。
SDGsの目標1は「貧困をなくそう」、目標2は「飢餓をゼロに」です。
世界には、スマートホンどころか、毎日の食糧や住む場所もなく、困窮している人々がたくさんいます。
その国や地域に生まれたというだけで困窮しているわけであり、この人々には何の責任はないわけです。
まずは、こんな困窮している人々をなくすことが、SDGsのスタートです。
私たちに何ができるのか、何をすべきかを真剣に考えてみましょう。