偉人、著名人

面白いねえ、実に、俺の人生は。だって道がないんだ。眼の前には、いつも何にもない

面白いねえ、実に、俺の人生は。だって道がないんだ。眼の前には、いつも何にもない。ただ前に向かって身心をぶつけて挑む瞬間、瞬間があるだけ。
by 岡本太郎

あなたは、自分の人生をどう生きていますか?

見出しの言葉は、芸術家 岡本太郎の言葉です。
自身の人生について、進むべき道があるわけではなく、瞬間、瞬間を生きているだけだと述べた、胸に突き刺さるようなカッコいいメッセージですね。

私たちの人生、これから先、何が起こるのかわかりません。
しかし、自分の人生、どう生きて行くべきかを考え、ある程度の道筋を立てて、毎日を生きている人も多いことと思います。
自分の将来について、1年先、5年先、10年先の自分はどうなっているだろうと想像し、ある程度、頭の中で道を描くことはよくあることです。

芸術家の岡本太郎は、将来の見通しについて考えることはせず、今、眼の前にあることに一生懸命に取り組むという生き方をしてきたようです。
決められた道を進むのではなく、道なんて始めからなく、自分が今、眼の前にあるやるべきことに一生懸命に取り組むだけだという生き方をしてきたとも言えるわけです。

人生というのは、ある程度の道筋を立てたとしても、そのとおりになるとは限らず、むしろ想定外の出来事が起きるものです。
私たちの周りにはいろんな人が生きており、誰が何をするかなんて予想もできないわけですから、将来の見通しをすること自体、あまり意味はないのかもしれないとさえ思えます。
その瞬間、瞬間に何をすべきか、最善の方法を見極めながら生きて行くのが人生というものかもしれません。

もっと言えば、将来の道を思い描くことが無意味なことと言えるのかもしれませんね。
自分が何をやりたいのかという志は強く持ちつつも、将来の道を作るという行為はあまり意味を成さないのかもしれません。
自分自身が、今、この瞬間、瞬間を精一杯生きる。
そんな気持ちが人生を豊かにするとも言えるのです。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。

SDGsの活動をするということは、目標達成に向けてのある程度の見通しを立てて、行動を継続していくことになるわけです。
つまりは、将来への道をつくることになります。

しかし、それがあまりにもきっちりとした道筋だとすれば、もしも予想に反する事態に見舞われたときに、途中で頓挫したり、モチベーションが下がってしまうことにつながりかねません。
ある程度の道筋は立てつつも、今、やるべきこと、この瞬間、瞬間を一生懸命に取り組むことに専念してください。
今の行動が将来へとつながるわけですから、予定どおりに進まなくても、今、何をなすべきかを考え、最善の方法を模索して行動するほうが重要です。

道なんて、一生懸命に行動していれば、自然と出来上がるものなのです。
将来の見通しを心配するのではなく、今、この瞬間、瞬間を一生懸命に生きることを決して忘れないようにしてください。

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