逃げた者は、もう一度戦える。
byデモステネス
あなたは、逃げることをためらってはいませんか?
タイトルの言葉は、古代ギリシャの政治家 デモステネスの名言です。
逃げることが決して過ちではないと述べた深い名言ですね。
私たち人は、人生の中で、時には困難なことに立ち向かったり、つらい状況にも我慢をし続けてしまうことがあります。
それが人として正しい道だと信じているからです。
決して逃げてはいけない、逃げることは負け犬であり、ダメな人間だと思い込んでいるわけです。
しかし、よくよく考えてみてください。
逃げることは本当にダメなことなのでしょうか。本当に負け犬なのでしょうか。
困難なことに立ち向かう、壁を乗り越えようと必死になるという姿勢は、もちろんとても大切ですが、人間の能力にはどうしても限界があります。
また、タイミングが悪いということだってあります。
その場から逃げたほうがいい場合だってあるのです。
あまり良い例ではありませんが、戦争を例に挙げれば、前へ前へと攻め続ければいいというわけではありませんよね。それでは犠牲者が増えるだけです。
時には攻撃、時には後退を繰り返しながら、作戦を考えなければならないわけです。
これは他のことにも言えることであり、困難なこと、つらいことに耐え続けなければいけないということではないのです。
逃げることは決して負けではなく、体制を立て直す機会でもあり、気分転換をするきっかけともなる行為なのです。
私たちは、逃げることはダメなこと、負けることだと思いがちですが、決してそうではないのです。
逃げるという選択、つまり一旦退く、離れるという決断をした方が良い場合だってたくさんあるのです。
常に心がけておきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、どれをとっても実現困難なものばかりであり、活動をしているとうまく行かなかったり、思うような成果が出なかったりすることが多々あるはずです。
そんなときは、そのまま突き進むのではなく、一旦立ち止まって、やり方を改善してみたり、目標設定そのものを見直すことも必要かもしれません。
真面目に一生懸命に取り組む姿勢は大切な心構えですが、やり過ぎは禁物です。
頑張りすぎることは、身体的にも精神的にも疲れてしまい、挫折してしまうおそれもあります。
心構えとして覚えておきましょう。