石の上にも三年（いしのうえにも３ねん）ｂｙ日本のことわざ

石の上にも三年
（いしのうえにも３ねん）
ｂｙ日本のことわざ

あなたは、何事もすぐに諦めずに、長く続けていますか？

タイトルの言葉は、皆様御存知の日本のことわざです。
つらく苦しいことでも、三年も続けていけば、必ず報われるものだという意味のことわざです。

最近の若者は、せっかく努力して希望する会社に就職しても、１年以内に退職してしまう人が一定割合存在するというニュースを見たことがある人も多いと思います。

目標や志があって退職するのは悪いことではありませんが、１年以内に辞めてしまう人の退職理由はどうも違うようです。
「自分には向いていない」とか「自分が思っていた仕事とは違う」などと自己判断して、早々に諦めてしまう人が大半のようです。

しかし、「石の上にも三年」ということわざのとおり、仕事というものは三年くらいは続けていかないと自分のものにならず、向いているとか向いていないなどと判断するのは早計です。
また、三年続けることができれば、仕事にも慣れ、それ以上長く続けることができる場合が多いはずです。

仕事というものは、最初は誰でも初めての経験なので、うまくできるはずがありません。
それを１年もたたないうちに、自分には向いていないと判断するのはあまりにも軽率すぎるのです。
何事も三年は続けないと、自分の向き不向きは判断できないことを心得ておきましょう。

SDGsは、２０３０年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標に向かっての行動実践は、今から数えても三年よりも長い道のりであり、私たちの忍耐力が試されます。

私たちは、未来の地球と人類のため、我慢しなければならないことや、やるべきことをしっかりとやらなければ、取り返しのつかない事態に陥ってしまいます。
今の時代こそ、「石の上にも三年」ということわざを、改めて見つめ直して考えていきたいものです。