虚栄は軽薄な美人に最もふさわしい。
byヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
あなたは、虚栄心を持っていますか?
タイトルの言葉は、ドイツの詩人で劇作家でもあるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの名言です。
虚栄心は、軽薄な人間だと述べた深い名言ですね。
虚栄心とは、自分を実質以上に大きく見せよう、良く見せようとする心のことを言います。
つまり、うわべだけ着飾ろうとする人、見栄を張る人のことです。
虚栄心で最も多いのは、お金持ちでもないのに、高価なモノを身につけたり、持っていたりする人がいます。
さも自分はお金を持っている、貧相な人間ではないということを周りにアピールし、それをひけらかしてしまうわけです。
また、知識があるわけでもないのに、少し知っていることを自慢げに話し、自分の賢さをアピールするような人もいます。
しかし、虚栄心で行ったアピールや言動は、周りの人から見れば「あの人は見栄を張っているなあ」とすでにお見通しであることが多いものです。
なぜなら、うわべだけ着飾っても、その人の本当の内面や能力の高さ、人徳までは隠すことができないからです。
それに、見栄を張るということは、それだけ余計な出費をすることにもつながり、自分が虚しくなるだけです。
自分を大きく見せたい、良く見せたいと思う気持ちは誰もが持っている自然な感情ですが、それが行き過ぎてしまうと、自分自身が虚しくなると同時に、飛んだ恥をかいてしまうことになりかねません。
気をつけたいものです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの世界にも虚栄心が出てくる場面が多く見受けられます。
SDGsは、自分たちの将来の理想の姿を目標とし、それを社会に発表することが目的なので、つい見栄を張って、出来もしない目標や実践する意志もないことをアピールしたくなるものです。
しかし、前述したように、虚栄心で行った言動は、周りの人々にはすでにお見通しで、「見栄を張っているなあ」と見抜かれているのです。
もしも、今は見抜かれていなくても、近い将来必ずバレてしまい、あなたが信頼を失い、恥をかくことになりかねません。
つまり、SDGsに虚栄心は禁物であり、もっと言えば命取りになります。
決して、虚栄心でSDGsの目標を設定するようなアピールはしないでください。