神が小麦粉を与えるとき、悪魔は袋を手にする。
by ギリシャのことわざ
あなたは、誠実に物事に取り組んでいますか?
タイトルの言葉は、ギリシャに伝わることわざです。
このことわざの意味は、神様が人に対し小麦粉を与えたときには、悪魔が袋を手にして小麦粉を盗み、簡単に使ってしまうということで、労せずに富を築いた者は、簡単に富を無駄遣いしてしまうという教訓です。
私たちは、社会人として、毎日一生懸命に、汗水垂らして仕事をするわけですが、こうして一生懸命に働いて手に入れたお金だからこそ、大切に使おうという気持ちになれるのです。
「自分が稼いだお金だから、大事に使おう」と思うわけです。
お金とは、一生懸命に働いて手に入れるものではありますが、労せずに手に入れられる人も、世の中には少なからずいます。
例えば、宝くじで高額当選した人や、親や夫など家族のお金で悠々自適の生活をしている人、不労所得(不動産所得や資産運用など)がある人など、苦労せずにお金を手に入れられる人も世の中にはたくさんいることでしょう。
しかし、そういう人たちはお金の大切さ、価値というものをわかっていません。
そのため、無駄遣いをしてしまいがちです。
どんなにお金を使っても、「金のなる木」があるわけですから、お金のありがたさや価値というものを全く理解せずに、湯水の如く、お金を無駄に使ってしまうというわけです。
そういう人たちは、当然のことながら、社会のために有意義なお金の使い方はできません。
遊興費や夜の店など、堕落した生活をしてしまう傾向が強いと思われます。
そんな人たちが、豊かで充実した幸福な人だとは、とても言えません。
なぜなら、そんな人たちが皆から尊敬されたり、信頼される人間であるはずがないからです。
人間として最も幸せなことは、世のため人のため社会のために役にたつ生き方をして、誰かを幸福にすること、つまり社会貢献をする生き方です。
自由奔放に、遊び呆けて生きていくことが決して幸福ではないのです。
お金のありがたさ、物のありがたさ、人のありがたさを感じつつ、全てに感謝しながら、真面目に誠実に生きていきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際に意識しておいていただきたいのは、常に感謝の気持ちを忘れずに行動を続けてほしいということです。
また、目標達成のためには少し苦労することや、つらい出来事が起きるかもしれませんが、めげずに続けてほしいと思います。
労せずに手に入れたものには、ありがたみは感じません。
目標達成を果たすためには、かなりの苦労が必要かもしれません。
しかし、苦労して目標達成を果たせたならば、その達成感、満足感は計り知れないものがあるはずです。
そのことを忘れずに、常に真面目に誠実に活動を続けていく気持ちを持ち続けながら、活動を継続していってください。