自分自身の心に幸せがあるのに、なぜ人の意見の上に幸せを築かなければならないのか?
by ジャン=ジャック・ルソー
あなたは、どんな幸せをかみしめていますか?
タイトルの言葉は、フランスの哲学者 ジャン=ジャック・ルソーの言葉です。
幸せとは、自分自身の心の中にあるものなのに、人の意見によって幸せを感じるなんておかしいと述べた深いメッセージですね。
私たち人は、人生の中で、「幸せだなあ」と感じる瞬間が、何度もあることと思います。
趣味を楽しんでいるときや、好きな人と一緒に過ごしているとき、中には仕事をしている時間が最も幸せだと感じている人もいるかもしれません。
幸せとは、自分の心で感じるものであることは当然のことです。
他人から、「こうすれば幸せになれるよ」とか「幸せになるためにはこうすべきだ」などと、他人の意見に従ったり、指示されるようなことではないのです。
もちろん、他人からのアドバイスを参考にして、自分がやってみることは悪いことではありませんが、人の意見に惑わされたり、納得しないまま行動するなんてことはしないようにしましょう。
他人の意見が自分と同じならば問題ありませんが、自分の考えと正反対の考えであれば、それに従う必要はないのです。
仕事のアドバイスとか、教育とかであれば、上司や経験者の意見を尊重することは大事な心構えですが、「どうすれば幸せになれるのか?」に関しては、人それぞれ、自分なりの考えや解釈があるはずですから、他人の意見を参考にする必要はないのです。
幸せの感じ方は人それぞれ違いますし、それがその人の価値観とも言えるわけで、幸せの感じ方そのものが、その人自身の人生観とも言えます。
自分の人生観そのものを他人の意見に左右されるなんて、ナンセンスです。
幸せの感じ方は、自分自身の心の中にあり、自分自身が決めることです。
他人からどうこう言われる筋合いではないことは消して忘れないようにしましょう。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をすることは、もしかしたら他人の人生に足を踏み入れることもあるかもしれません。
貧困や飢餓、人権侵害によって苦しんでいる人々に手を差し伸べようとする活動なので、人を幸せにしようとする行動とも言えるわけです。
その際、「こうすれば幸せになれるのだ」と、自分の考えや常識を相手に押しつけるようなことはやめましょう。
人にはそれぞれ、自分の考えや価値観があるわけです。理想もあるかもしれません。
世界中にどんなに迫害や困窮してる人々がいたとしても、その人の生活や考え方を全く異なるものに変えることは、簡単に、そしてすぐにできることではありません。
また、相手にとって、幸せの考え方も違うかもしれないのです。
幸せは人ぞれぞれ、自分自身の心の中にあることを認識し、今後も相手の心の寄り添うような活動をしていきたいものですね。
