「昨日と同じことをやること」を「作業」と呼び、「明日からよりよい仕事ができるように準備すること」を「仕事」と言います。
by 勝間和代
あなたは、昨日よりも良い仕事ができるように準備していますか?
見出しの言葉は、経営コンサルタントで、著述家、評論家としても活躍している勝間和代氏の言葉です。
「昨日と同じようなことをする」ことを作業と呼び、「明日からより良い仕事ができるように準備すること」を仕事と呼ぶのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは大人になると、社会人として仕事をして働くわけですが、仕事を続けていくということは、日々良い仕事ができるように成長していかなければなりません。
昨日と同じ仕事をして、何も成長できていないのではあまり意味がないということです。
毎日、同じような仕事ばかりやっていると思っている人も多いかもしれませんが、毎日続けていると、人は成長し、能力が上がっていることは間違いありません。
もしも、同じようなことばかりして、全く成長していないとか、同じ失敗を繰り返してばかりいるのでしたら、それは仕事ではなく単なる作業をしているだけかもしれません。
成長しようとか、うまくなるように努力しようという気持ちが希薄で、単にお金を稼ぐためだけに働いているのであれば、人は成長もしなければ、技術力が上がることもないでしょう。
私たちが仕事をする上で大切なのは、「今日よりも明日、良い仕事ができるように準備しよう」という心構えを持つことです。
それは、少しでも早くできるようになったり、少しでも効率良くできるようになるだけでも良いのです。
昨日と同じことをして、全く変わらなかったり、同じような失敗を繰り返すようでは、仕事をしているとは言えず、単に作業をしているに過ぎないのです。
私たちは歯車でもなければ機械でもありません。もちろん、ロボットでもありません。
感情を持った人間であり、無限の可能性を持った人間なのです。
仕事を新たに始めたのであれば、少しでも早くその仕事に慣れようと努めなければなりませんし、社会貢献しようという気持ちを忘れてはいけないのです。
単に「お金さえ稼げればよい」という考えでは、人は成長できませんし、仕事をするからには、能力を上げ、人の役に立とうという気持ちを決して忘れてはいけません。
昨日よりも今日、今日よりも明日へと、良い仕事をできるように努めることが私たちの使命であり、責任なのです。
