空腹のときは誰も神を讃えることができない。
byイスラムの格言
あなたが本当に困窮しているとき、誰を頼りにしますか?
タイトルの言葉は、イスラムに伝わる格言です。
人間が本当に困窮したときには、神を讃えることなどできないと述べた深い名言ですね。
「空腹のときは誰も神を讃えることができない」
これはイスラムに伝わる格言ですが、この場合の空腹とは、食糧不足で困窮しており、人々が食べ物を求めて困っている状況のことを指します。
もしも人がそんな状況に陥ってしまえば、神を讃えるような心の余裕などあるはずがありません。
神様にお祈りをしたり、讃えたりできるのは、心が満たされている状況とまでは言えないまでも、気持ちの上でまだゆとりがある状況であると言えます。
もしも食糧がなく、何日も飲まず食わずの状況が続くような困窮した人々にとって、本当に頼りにできるのは神様ではなく、周りにいる人間であることは間違いありません。
人間が本当に困ったときに、神様が救いの手を差し伸べてくれるはずもなく、周りの人々の優しさや愛情が彼らを救ってくれるわけです。
私たちは、ときどき神様にお祈りを捧げたり、讃えたりしていますが、それは心に余裕がある証であり、幸福なことなのかもしれません。
本当に困っている人は、神様を頼りにする余裕もないのですから・・・。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すための世界共通の行動目標です。
未来の地球と人類をより良い世界に変えることができるのは、神様ではなく人間です。
神様にどんなにお祈りをしたところで、未来の地球や人類が良くなるはずがないのです。
私たちが生きている世界は、自然が創り出した世界であり、人間は自然の中のほんの一部です。
そして、未来の地球と人類を良くも悪くもできるのは人間だけなのです。他の生物がそれを実現させることは不可能なのです。
つまり、人間だけが地球と人類、全ての生き物の未来を担っていると言っても過言ではないわけです。
SDGsの活動を実践できるのは、神様ではなく人間です。
未来の地球と人類のために、私たちに何ができるのか、何をすべきなのか、改めて考え直してみましょう。