猫は人間に対する意見を持っている。ほとんど何も言わないが、全部を聞かないほうがいいのは確かである。
byジェローム・K・ジェローム
あなたは自分の思いを全部吐き出していませんか?
見出しの言葉は、イギリスの作家 ジェローム・K・ジェロームの名言です。
私たちは、当然のことながらそれぞれに自分の意見、思いを持って生きています。
他人と同じ思いを持つことは当然あり得ますが、それはその一瞬だけであり、誰かと同じ思いを持ち続けるなんてことはあり得ないのです。
今回の名言では猫が登場していますが、猫は感情を持った動物なので、人間に対する思いを当然持っているはずです。
私たちは、猫の表情や声で、猫の気持ちを察することができますが、全部を聞くことはできません。
もしも全部聞こえてしまえば、私たちはきっとショックを受けてしまうことでしょう。
私たち人も、自分の思い、意見というのは、ほとんどの場合、心の中に秘めており、口に出すことはほとんどありません。
もしも自分の心の中の思いが、相手に筒抜けだとしたら、人間関係が崩れ、私たちは平穏に生きていくことはできないでしょう。
自分の意見や思いを相手に伝えることは、もちろん重要なことですが、口に出す言葉を選ばなければ、相手を傷つけたり、円滑な人間関係を破壊してしまう恐れがあることを肝に銘じておきたいものです。
今回の名言は、SDGsの目標17 「パートナーシップで目標を達成しよう」にも通ずる教訓です。
私たちは、立場や環境の異なる人々と共に協力しながら目標達成を目指さなければいけません。心得ておきましょう。
