全ての暴力は戦うことなく相手を屈服させることはできようが、相手を従順させることはできない。
byレフ・トルストイ
あなたは暴力で解決を図ろうとしていませんか?
見出しの言葉は、「戦争と平和」で有名なロシアの小説家 レフ・トルストイの名言です。非暴力主義者としても知られています。
今回は少し重いテーマを書いてみます。
人類のこれまでの歴史の中で、暴力で解決しようという出来事が数多くありました。
いや、現代社会においてもずっと続いています。
戦争やテロはもちろんのこと、日常生活においても暴力事件は頻発しているのが現状です。
日本のみならず、世界各地で暴力による犯罪事件は毎日のように起こっており、絶えることがありません。
世界各国で暴力行為が犯罪ではない国は一つもありません。
人を傷つければ、必ず罪になるのです。
また、人間ならば、暴力が悪事であることや、暴力によって真の解決にはならないことはわかっているはずなのに、暴力事件は一向になくならないのです。
それが人間の愚かさとも言えるのかもしれません。
トルストイが言うように、暴力によって相手を屈服させることはできますが、それは一時的なもので、後には憎しみや恨みが増幅し、新たな火種を生むだけで、何も解決できないのです。
SDGsの目標16は「平和と公正をすべての人に」です。
この目標では、暴力はもちろんのこと、虐待や暴言、汚職などもなくそうというものです。
人の心がいつも穏やかで冷静でいることは、人が人間らしく幸福であるための基盤となるものです。
人が幸福に生きるために何ができるかを考えてみましょう。