鳥は卵の中から抜け出ようと戦う。生まれようと欲する者は一つの世界を破壊しなければならない。
byヘルマン・ヘッセ
あなたは、殻を破っていこうとしていますか?
見出しの言葉は、小説「車輪の下」や「春の嵐」で知られるドイツの作家 ヘルマン・ヘッセの名言です。
努力を積み重ねている人に勇気を与える力強いメッセージですね。
鳥の卵は、孵化するまでに、気温の変化や天敵から身を守るために、硬い殻で覆われています。
いざ生まれようとするとき、親鳥の力では、その殻を抜け出すことができません。
まだこの世に誕生していない状況の幼い体で、殻の中からそれを突いて割らなければ、この世界に出てくることはできないわけです。
鳥の世界では、生まれる瞬間から過酷な運命が始まっているとも言えるわけです。
しかし、それは人間の世界にも言えることではないでしょうか?
私たちが、何か新しいことを始めようとするとき、最初はうまく行かずに思うように進まないことがたくさんあります。
新しい世界に入るためには、卵の殻を割るように、大きな力で破壊しなければならないということです。
それが大きな夢や目標であれば、なおさらのことです。
世界を変えるには、大きな力と勇気が必要なのです。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、どれも達成が困難なものばかりであり、行動を継続することは過酷な世界かもしれません。
目標達成を果たすには、達成しようとする信念と勇気、殻を突き破る大きな力が必要になります。
SDGsの目標達成を果たすため、私たちは新しい世界へと殻を破っていくことが大切なのです。