大地が欲しがるのは戦士の血ではなく、人間の汗だ。
byフランスのことわざ
あなたは、一生懸命に働いて汗をかいていますか?
タイトルの言葉は、フランスに伝わることわざです。
戦うことの空虚さと働くことの尊さを述べた深い名言ですね。
人類の歴史は、戦いの歴史と言っても過言ではありません。
いつの時代でも、どこの国へ行っても、戦争の史実のない場所はありません。
世界のあちこちで、大勢の人間同士の殺し合いが行われているわけです。
何と人間とは愚かな生き物なのでしょう。
人間は、お互いが傷つけ合うのではなく、協力し合う方が尊いのです。
人間は、破壊するのではなく、建設することの方が尊いのです。
こんな当たり前のことすら理解できずに、人間は争い、傷つけ合い、殺し合っているわけです。
これまでの歴史で、どれだけ多くの無駄な血が流されてきたことでしょう。
流すべきなのは、血ではなく、人間の汗なのです。
人間同士が協力しあって建設するというのは、つまり労働です。
労働は汗をかいて、物事を創り出すということです。
物事を創り出すということは、人間の生活や社会を豊かにし、幸福をも創り出していくことであり、人間だけに備わった能力です。
人間が汗をかいて労働をするということは、幸福を生み出すとても尊い行動です。
それを、戦争は一瞬のうちに破壊してしまう愚かな行動なのです。
争いごとは醜悪な行動であり、労働は尊いものであることを常に意識し、豊かで充実した幸福な社会を創り上げていく努力を、私たちは担っているのです。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標達成を果たすためには、私たちは汗をかかなければなりません。
汗をかくとは、具体的に行動を実践するということです。
当然のことですが、人間同士が争っている状況では、目標達成なんてありえません。
テロや紛争が起こっている地域で、SDGsなんて言葉は無意味であり、誰も行動を実践しないでしょう。
平和な社会の中でこそ、SDGsの行動ができるというわけです。
私たちは、人間同士が争っている場合ではありません。
みんなで協力して、汗をかいて目標達成に向けて努力を積み重ねていかなければならないのです。
常に意識していたいものです。