真の自然保護活動家とは、この世界が父から与えられたのではなく、子から借り受けたものであることを知っている人のことである。
byジョン・ジェームズ・オーデュボン
あなたは、自然を大切にしていますか?
見出しの言葉は、アメリカの画家で鳥類研究家でもあるジョン・ジェームズ・オーデュボンの言葉です。
自然保護の必要性は、この世界が先祖から与えられたものではなく、未来へと引き継ぐためであると述べた深い名言ですね。
私たちは、地球という星で生きています。
地球という名の世界、自然、環境の中で生きている小さな存在です。
至極当然のことですが、地球という環境がなければ私たち人間は、生きていくことができないわけです。
人間だけではありません。すべての生き物は地球という自然環境があってこそ、生命を維持することができるわけです。
そんな大切な地球という自然環境を破壊している愚かな生き物が地球上に立った一つだけ存在します。
人間という愚かな生き物です。
自然環境が破壊されれば、私たちは生きていけないことをわかっているにも関わらず、人間は自然を破壊し続けているのです。
なぜ人間は自然を破壊し続けるのか?
それは、この世界を先祖から与えられたものだと勘違いしているからです。
自分に与えられたもの、いわゆるプレゼントだという意識であれば、それを自分の所有物だと考えてしまい、それをどう処分するかはその人の手に委ねられてしまいます。
だから大切にできないことにもなりかねないのです。
しかし、この世界を子から借り受けたもの、つまり未来へと引き継いでいかなければならないという意識であればどうでしょうか?
大切にして、何とか守り続けようという気持ちになれるはずです。
つまり、真の自然保護活動家は、知っているのです。
自然は、父からの贈り物ではなく、子から借り受けたものであることを・・・。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsというと、環境問題に関する目標が代表的に扱われることが多く、複数の目標に掲げられています。それほど達成が困難で複雑な問題だと言えます。
私たちは、自然環境が先祖からの贈り物ではなく、子からの借り物であるという意識を持たなければいけません。
そうでなければ、自然を大切にしようとする気持ちも薄れ、地球環境はますます悪化の一途をたどり、いずれ取り返しのつかない事態に陥ってしまうのです。
未来の地球環境を守ることは、現在に生きる私たちの使命であることを忘れずに、私たちにできることを精一杯継続して、実践していきましょう。