やってみせ、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動かじ。
by山本五十六
あなたは、人を指導する立場ですか? それとも・・・。
タイトルの言葉は、太平洋戦争で活躍した海軍軍人 山本五十六の言葉です。
リーダー、指導者として、人を導く際の教訓を述べた深い名言ですね。
今回の名言は、多くの経営者が、大勢の人を導いていくにはどうすれば良いかを説いた言葉として参考にしている山本五十六の言葉を紹介します。
世の中には、自分から進んで一生懸命に努力をし、成功を収めていく人もいますが、それはほんの一握りの人間です。
自分からつらいことや苦労することに積極的に進んでいく人は、ほとんどいないからです。
なぜなら、人間には少しでも楽をしたい、怠けたいという気持ちが少なからずあるからです。
しかし、そうはいっても、大勢の人の力を結集して、大きな仕事を成し遂げなければならないことが社会には数多くあります。
そのために必要なことを述べたのが、今回の名言です。
困難なことや初めてのことに挑戦するとき、まず必要なのは、それをできる人間がやって見せることです。つまり、模範を見せるということです。
こうやってやるんだということを、大勢の前でやって見せ、お手本を見せることが最初のステップです。
その後は、言葉で説明します。その際には、やり方だけではなく、なぜそれをする必要性があるのかも説明できれば良いと思います。
そして実際にそれをやらせてみるのです。
まずはお手本を見せる、そして言って聞かせる、実際にさせてみるという手順が大切になるのです。
そして最後に最も大切なのは、褒めてやることです。
たとえうまくできなくても褒めてあげるのです。
人間の心は弱いので、叱ってばかりいると、やる気が下がってしまい、途中で諦めたり、投げ出してしまうかもしれません。
リーダーとして、指導者として、ぜひ心に留めておきたい言葉ですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定や行動は、会社や団体が主体となって行う場合が多いわけですが、円滑に活動を実践するためにはリーダー、指導者が必須となります。
そして、大勢の人たちの協力なしには、成果を上げることはできませんし、目標達成も不可能です。
みんなの協力を得るためにも、今回の名言を胸に刻んで活動していきたいものです。
特に、褒めてあげることは、大勢の人のモチベーションを上げ、活発な活動へとつながります。
リーダー、指導者の方はぜひ心構えとして意識しておいてください。