他人の出来ぬことを成就するのは、それ自身において愉快である。
by 夏目漱石著「吾輩は猫である」より
あなたは、他人ができないことに挑戦していますか?
タイトルの言葉は、文豪 夏目漱石の長編小説「吾輩は猫である」の中の一節です。
他人の出来ないことを成就できるのは、とても愉快だと述べた深い名言ですね。
私たちは生きている中で、誰でも簡単にできることもあれば、他の人には出来ずに、自分だけができることってありますよね。
例えば、けん玉とか一輪車などは趣味、特技と言えるものですが、これができる人は、それほど多くないといえます。
もちろん、世の中全体を見渡せば、世界大会などもあり、自分よりも上手い人も数多くいるわけですが、近所や職場の人の中で、けん玉が上手い人や一輪車に乗れる人はそう多くはないはずです。
もしも周りにできる人がいなくて、自分だけができるとしたら、それはとても愉快な気持ちになり、得意げに自慢したくなりますよね。
また、もしもあなたが、今はできなくても、努力を積み重ねてそれができるようになったとしたら、周りの人たちからもその努力が認められ、きっとあなた自身、愉快な気持ちになれるはずです。
出来ないことができるようになるというのは、とても嬉しく、愉快な気持ちになり、明日への活力になることは間違いありません。
それに、出来なかったことが出来るようになるというのは、人として成長したという証です。
能力が増えたということになるわけで、愉快な気持ちになるのもうなづけます。
これから先、豊かで充実した人生を送るためにも、出来ないことを克服し、出来るようになるモノを増やしていければ素晴らしいですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、言うまでもなく世界的な困難な課題ばかりなので、容易に解決できるものではありません。
しかし、もしかしたら他の人では解決できず、自分だったら解決できることもあるかもしれません。
もしそういうものが見つかったとしたら、あなたはきっとモチベーションが上がってやる気に満ち、成功できるように努力するに違いありません。
したがって、SDGsの活動を始めるには、自分の得意分野や知識、技術を存分に発揮できることから始めてみるのがよいでしょう。
自分の能力を活かせれば、事を成就する可能性も高くなり、自分自身も楽しみながら取り組めるはずで、目標達成も夢ではなくなります。
あなたもぜひ、他人の出来ないことを自分が成就する愉快さを味わってください。