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ネガティブ要素もあったほうが、次の何かやるときの糧になる。by 諏訪部順一

ネガティブ要素もあったほうが、次の何かやるときの糧になる。
by 諏訪部順一

あなたはネガティブな要素を全て排除しようとしようとしていませんか?

タイトルの言葉は、声優 諏訪部順一氏の言葉です。
物事は明るくポジティブにとらえるのみならず、ネガティブ要素もあったほうが次のステップになりうると述べた深いメッセージですね。

私たちは夢や目標に向かって努力をしようとするときはもちろん、何か行動しようとするときには明るくポジティブになろうという意識を持ちます。
ほぼ全ての哲学者や偉人たちは、ネガティブよりはポジティブな方がいいと説いているはずです。

しかし、何もかもすべてがポジティブが良いかというと、そういうことでもないようです。
全てをポジティブに考えることで、危険を顧みずに無茶な行動をしてけがをすることもありますし、心が傷ついている人に対し、「明るくポジティブに」などと言ってみても、返ってその人を傷つけてしまうこともありえます。
つまり、全てポジティブに捉えることが最善とは限らないのです。

物事には全て良い面と悪い面があります。
悪い面を全く考慮することなく、良い面だけを捉えて行動すれば良いというわけではないのです。
何もかも積極的に行動することが良い結果をもたらすとは限りません。

例えば、やりたいことがあるからと言って、後先考えずに行動したり、多額の借金をすることが良いはずがないのです。
物事にはネガティブな要素があることを認識しつつ、できればポジティブに考えて行動していこうとする意識が大切だと言えるわけです。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの目標達成に必要な考え方として、トレードオフという捉え方があります。
これは、目標達成を果たすためには、物事には良い面と悪い面の両方があるという考え方です。
例えば、環境対策をすることは良いことですが、多額の費用がかかるという悪い面がありますし、教育、福祉を充実させることは良いことですが、それには人材育成や費用が必要という悪い面があるということです。

つまり、私たちは何もかもポジティブな面だけを考慮するのではなく、ネガティブな要素も鑑みながら行動しなければならないということです。
すべての行動には、条件や制限が伴うものです。
それがネガティブな要素の一つではありますが、ネガティブを全て排除するという考え方は、返って危険で悪い結果をもたらす可能性も高くなります。
もちろん、基本的には明るくポジティブに行動するという気持ちは不可欠ですが、ネガティブなことも少し意識しながら行動するほうが、その先の行動に活力をもたらすことになるはずです。
心構えとして忘れないようにしましょう。

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