効率や能率ばかりを追求していると発想はいきづまる。ムダや遊びにも価値を見出すべきです。
by 森政弘
あなたは、効率性とか早さばかりを追求していませんか?
見出しの言葉は、東京工業大学名誉教授でロボットコンテストの創始者として知られる工学者 森政弘先生の言葉です。
効率とか能率ばかりを考えていても発想は行き詰まってしまうので、無駄だと思えることや遊びにも価値を見出すべきだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、仕事をする上ではもちろんのこと、何かの作業や事務を行う際に、効率性とか早さばかりを追求してしまいます。
組織で動いているにせよ、個人で動くにせよ、効率とか早さを優先するのは至極当然のことであり、それが悪いことでは決してありません。
しかし、効率性とか早さばかりを追求していると、新たな発想とか工夫といったものは生まれにくく、面白みや楽しさが失われてしまうのも事実です。
仕事は、効率性や早さが求められており、それを重視するのはもちろん必要なことですが、そればかりを追求していてはダメだということです。
なぜなら、同じことの繰り返しでは人として成長は望めませんし、時代の流れに乗り遅れてしまう恐れも出てくるからです。
それに、効率性や早さばかりでは、やりがいとか面白みが希薄になり、モチベーションが上がりにくいのも事実としてあります。
したがって、ときには無駄だと思えるようなことをやってみたり、遊びを取り入れてみることも重要かもしれません。
無駄なこと、遊びをすることによって、心が癒やされたり、心の余裕ができたりして、気分転換できますし、違う観点から、新たな発想が生まれ、仕事の幅が広がることも十分ありえるからです。
いつも同じことの繰り返しでは、人として飽きてしまいますし、人生も楽しめません。
時には無駄なことや遊びも取り入れ、心の余裕も持って、生きてみるのも大切なのです。
ときにはそんなことも、意識してみてはいかがでしょうか?
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、効率性とか早さばかりを追求していると、途中で行き詰まったり、あきらめてしまう可能性があるので、気をつけましょう。
活動するからには、できれば楽しみながら、面白みを感じながら行動するほうが長続きできるはずです。
効率性とか早さばかりを追求し、毎日同じことの繰り返しでは飽きてしまいますし、楽しむこともできません。
ときには無駄だと思えることや遊びの時間を設けるようにしましょう。
そうすることで、心に余裕ができたり、気分転換になったり、新たな発想が生まれることもあるかもしれません。
できることなら、楽しみながら活動を続けられるといいですね。
