新しい役割に就いたとき、やがて必ず困難や衝突に直面します。自分から波風を立てる必要はありません。向こうから勝手にやって来ます。
by アレックス・ファーガソン
あなたは、自分から波風を立てて問題を大きくしようとしていませんか?
見出しの言葉は、スコットランド出身のサッカー選手で、指導者としても活躍したアレックス・ファーガソンの言葉です。
何か新たな役割を果たそうとするとき、必ず困難や衝突に直面するのですから、自分から波風を立てる必要はないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、何か新しいことを始めようとするとき、新たな役割を担うことになったとき、不安になることもありますし、反対にワクワクするときもあるでしょう。
いずれにしても、新たなことを始めるのですから、必ず困難なことや苦労が伴うことになるわけです。
そんなとき、周りの人を巻き込んで事を荒げようとしたり、自ら進んで問題を大きくするようなことをする必要はありません。
特に集団で物事を始めようとする際には、何が起きるのかわからないことも多く、自分から問題を大きくする必要はないのです。
特に自分がリーダー的な立場に立ったのであれば、自ら事を荒げるようなことをする必要がないのです。
何を始めるにしても、必要最低限の役割や仕事があり、それをきちんと実践することは重要ですが、物事を進めていくうちに自然と課題や困難なことは、向こうからやってくるので、自分から波風を立てる必要などないのです。
新たな役割を果たすために、張り切って頑張りたいという気持ちは理解できますが、あまりに張り切りすぎて空回りしないように気をつけたほうが良いのです。
大勢の人と関わったり、困難な課題に取り組もうとするのであれば、誰かと衝突したり、壁にぶつかることがあるのは当然のことです。
力むことなく、やるべき役割を淡々とこなしていければ良いのです。
そして、困難や衝突に直面したとき、自分が何をするべきかを考え、最善の方法で問題解決に尽力すればよいのです。
困難や衝突なんて、自分から起こす必要などなく、自然現象だということを忘れないようにしましょう。
雨が降ったり、風が吹いたときに、何をすべきかを考えればよいのであって、自分から雨風を強くする必要などないのですから。
