人生の目的は金銭を得ることではない。品性を完成することである。
by 内村鑑三
あなたはお金を稼ぐことばかりに終始していませんか?
タイトルの言葉は、キリスト教思想家で文学者でもある内村鑑三の言葉です。
人生の目的は金銭を得ることではなく、人としての品性を完成させることなのだと述べた深いメッセージですね。
私たち人が生きていくためには、ある程度のお金、財産が必要であることは紛れもない事実です。
お金があるからこそ、家に住むことができ、衣服を着ることができ、食べ物を食べることができるわけで、お金は私たちが生きていく上で、欠かせないものであることは間違いありません。
そのために、私たちは、社会人として仕事をするわけです。
しかし、内村鑑三は、人生の目的は金銭を得ることではなく、人としての品性を完成させることだと述べています。
金銭を得るのは、生きていくための手段の一つであり、決して目的ではないのだということです。
もしも、お金を得ることが人生の目的だとすれば、詐欺や窃盗など、悪事を働いて金品を得ることも良いということになりかねないからです。
それでは、内村が述べている「品性を完成すること」とは、いったいどういうことでしょうか?
品性とは、その人自身が持っている道徳的価値や性格というものであり、それはその人の生き方、考え方、日々の行動に現れるということになります。
例えば、その人が多くの人々を幸せにするために生きているとすれば、それはその人が持つ品性が磨かれ、立派な人間として、周りの人々から信頼、尊敬される人となります。
反対に、悪事ばかりを働いたり、毎日遊び呆けているような人は、誰からも信頼されず、寂しい人生を歩むことになるでしょう。
つまり、私たちは自分自身、人としての品性を完成させるために、生きていると言えます。
そしてそれは、死ぬまで続くというわけです。
若い頃は努力して、立派な行動をしていたとしても、年を経てからダメになっていく人も数多くいます。
その反対に、若い頃は悪さばかりしていた人でも、年を重ねて誠実で真面目に生きている人も多いことでしょう。
つまり、品性というのは、年齢や経験によって変化したり、磨かれたりするものであり、一生涯、同じ品性を保つなんてことはほぼありえないのです。
私たち人間は、死ぬまでその人の行動や生き方が問われます。
それは人との出会いによって変わることもありますし、出来事や経験によって変わることもあります。
どんな生き方をするのかは、その人の自由ですが、できれば人に信頼され、尊敬されるよう、自分の品性を常に磨くように努めながら、生きていきたいものですね。
