ロバの耳に水を注いでも振り払う、金を注いでも振り払う。
by モンゴルのことわざ
あなたは人の話に耳を傾けることができますか?
タイトルの言葉は、モンゴルに伝わることわざです。
ロバは、耳を触られるのが苦手であり、水を注いだらもちろんのこと、金を注いでも振り払うことから、知性のない人は、悪い話はもちろんのこと、良い話にも聞く耳を持たないものだという教訓のようなことわざです。
私たちは会話をする際に、相手の話を聞いたり、自分の思いを述べたりしながら、コミュニケーションをとっています。
しかし、自分の話ばかりで、ほとんど相手の話を聞こうとしない人もいますよね。
相手の言いたいことを最後まで聞かずに、自分の意見ばかり押し付けようとする人もいるなど、そんな人と会話を続けると、自分が疲れ果ててしまうものです。
会話をする際には、自分が話すよりも、相手の話を最後まで聞き、何が言いたいのか、何が聞きたいのかを最後まで言わせてあげることこそ重要であることを意識しましょう。
話を聞かない人は、相手が少し話を始めた段階で、「それは違う」とか「私だったらこうする」などと、自分の意見や経験にすり替えてしまい、相手の話を最後まで聞かずに、一方的に自分自身の話を始めてしまいます。
相手は、自分が本当に聞きたいこと、言いたいことを言えずに、聞きたくもない話を聞かされてしまうのですから、たまったものではありません。
「この人とはもう話なんてしたくない」と、うんざりした気持ちになってしまうことでしょう。
できれば、私たちは話を最後まで聞くというクセをつけるようにしましょう。
知性のない人ほど、相手の話をよく聞かないものです。
相手が少し話を始めただけで、全てわかったような気になってしまい、最後まで聞こうとしないので、早とちりしたり、誤解したりするのです。
例えば、相手が、「私は将来こうなりたい」と夢を語ったとしたら、相手の話をろくに聞こうともせず、「それは無理だ」と結論を出して相手の話を止めてしまうのです。
相手がどんなに熱い思いを持ち、どんなに努力してきたとしても、そんなことはどうでもよく、「無理だ」と結論を出してしまい、もう話を聞こうともしないわけです。
こんな人だとすれば、相談しようとは思いませんし、親しくなりたいとも思いません。
本当に賢い人は、会話をする際に、自分の話ではなく、相手の話をよく聞くものです。
相手の話をよく聞き、最後まで聞かなければ、相手の真意は理解できず、自分の考えや経験を話すことができないことを知っているからです。
したがって、相手の真意を勘違いしたり、早とちりすることもなく、相手も安心して話をすることができ、信頼してもらえるというわけです。
会話とはキャッチボールと同じです。
一方的に投げ続ければ、相手はそれを受け取ることができませんし、相手の胸元へ投げなければ、やっぱり受け取ることができないのです。
常に相手のことを思いやりながら、会話をするように心掛けましょう。
