煩悩に支配される者は、他人が改まることを求めます。賢明な者は、自分自身を正します。
by ジェームズ・アレン
あなたは煩悩に支配されていませんか?
見出しの言葉は、イギリスの哲学者で自己啓発作家でもあったジェームズ・アレンの言葉です。
煩悩に支配されている者は、自分自身を変えようとするのではなく、他人が改まることを求めるのだと述べた深いメッセージですね。
煩悩とは何か?
日本では、除夜の鐘を108回つくことで知られている言葉であり、人間の心身を悩ませ、惑わし、苦しみの原因となる心の働きの総称とされています。
人間の心や行動を迷わせる根本的な欲求や執着のことであり、仏教ではこれらに適切に向き合い、コントロールすることが求められています。
具体的には、物欲や金銭欲など、必要以上に欲しがったり執着する心だったり、人に対する怒りや憎しみ、不満を抱く心だったり、物事の道理が理解できずに、迷いや嫉妬を生む心など、人間を悩ませたり惑わせたりする要素がたくさんあるというわけです。
イギリスの哲学者で自己啓発作家として活躍したジェームズ・アレンは、これらの悩みや苦しみに支配されているような人は、自分自身が変わろうとするのではなく、他人が改まることを求めるものだと述べています。
つまり、悩みや苦しみ、惑いの原因は、自分自身ではなく、他人にあるのだと思い込み、他人に対して腹を立てたり、批判したりするというわけです。
悩みや苦しみ、惑いを他人のせいにしていたのでは、いつまでたっても解決するはずがありません。
なぜなら、他人の心や行動を変えるなんて、実質的に不可能だからです。
それに、相手を責めたり、批判しても、その相手は、あなたに対する嫌悪感が大きくなるだけであり、何の解決にもならないのです。
悩みや苦しみというのは、自分自身が感じていることであって、他人事ではないのです。
つまり、それを解決するには自分自身が考え方や行動を変えるしかないのです。
たとえ人間関係において、誰かの存在や行動に悩まされていたとしても、その人の行動を変えることなど不可能ですし、その人を責めても仕方ないのです。
そんな人とはなるべく関わらないようにするか、自分自身が相手に対する言動を変えていくしか、悩みを解消する方法はありません。
あなたの行動が変わることで、相手の心や行動が変わる可能性は大いにあり得ます。
なぜなら、相手は、あなたの言動や考え方に嫌悪感を覚えて、あなたにひどい態度をとっていたかもしれないからです。
したがって、自分が変われば相手の行動も変わり、悩みが解消することもあるのです。
自分の考えや行動が変わらないのであれば、相手も変わるはずがなく、悩みや苦しみから解放されることはないのです。
煩悩に支配されないためには、相手を変えようとするのではなく、自分自身が行動を改めるという姿勢が大切になるのです。
