時間や手間の無駄を嫌い、学習の便利を追求すればするほど、結局、学習そのものの効果が薄くなる。
by 吉田武
あなたはなるべく時間や手間をかけずに、効率よく学ぼうとしてはいませんか?
タイトルの言葉は、工学博士 吉田武先生の言葉です。
何かを学ぼうとする際、時間や手間をかけようとせずに、効率よく学ぼうとすれば、学習そのものの効果が薄くなるものだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、子供の頃から学習を続けており、大人になってからも学び続けていかなければならないことは周知のとおりです。
本来、学習するということは時間や手間がかかるものであり、だからこそ自分が知識や技術を習得することができるわけです。
しかしながら、私たちはできるだけ時間をかけずに、簡単に学ぶことができれば、その方が良いと思ってしまうことがあります。
同じ知識や技術を得ることができるのであれば、時間や手間をかけずに可能なのであれば、効率が良いと思ってしまうのも無理はありません。
しかし、時間や手間をかけずに学んだとしても、学習効果が薄くなる危険性があることを意識しましょう。
例えば、資格や検定などを受験する場合、分厚い参考書や過去問題を解くよりも、もっと効率よく学べるような要約書を読んだり、試験によく出る問題だけを覚えたほうが効率よく学べるように思えます。
しかし、時間や手間をかけずに学習した人は、たとえ試験に合格できたとしてもその資格の本質や深い知識を持ってはいないはずです。
単に試験に合格するための浅い知識しか持っていないはずなのです。
したがって、その程度の知識では、現実的に実際の仕事ではほとんど役に立たないばかりか、周りの人からは本当に資格取得者なのか疑問を持たれてしまうかもしれません。
しかし、時間と手間をかけて本格的に学習して合格した資格取得者であれば、深い知識と技術力を持っているので、仕事でもその知識力、技術力を大いに発揮して、バリバリと働くことができるというわけです。
学ぶということは、単に試験に合格するためだけにするわけではありません。
学習を通じて、自分の知識や技術力を高めると同時に、将来の自分の仕事に活かすことが重要であることは言うまでもありません。
そのためには、効率よく学ぶのではなく、時間と手間をじっくりとかけて、深く学ぶことが重要なのです。
学習することに、効率さや便利さを求めてはいけないのです。
努力を惜しんではいけないのです。
そのことは決して忘れないように、これからも学習を続けていってください。
