偉人、著名人

成功した人間になろうと思うな。むしろ価値のある人間になろうとせよ。

成功した人間になろうと思うな。
むしろ価値のある人間になろうとせよ。
byアルベルト・アインシュタイン

あなたは、成功しようと努力していませんか?

タイトルの言葉は、ドイツの理論的物理学者 アルベルト・アインシュタインの名言です。
成功を目指して努力している人に対する深い名言ですね。

私たちの人生は、成功と失敗の繰り返しです。
そもそも「成功」「失敗」とは何でしょうか?
自分の思い通りになることを成功、思い通りにならなければ失敗ということであれば、成功することも大したことはありません。

例えば、自分の職業、仕事を思い浮かべてください。
私たちは、毎日仕事をこなしていくわけですが、仕事をしていると、ときどきは思い通りにならなかったり、うまく行かないこともありますが、たいていのことは普通にこなしているはずです。
そして、ケガをすることもなく仕事を終えるわけです。
自分の思い通りになることを成功と呼ぶのなら、「ケガをせずに普通に仕事を終える」ことさえ成功ということになります。

アインシュタインは、自分の思い通りに生きる「成功」を目指す人間ではなく、「価値」のある人間になろうとせよと述べています。
なぜなら、「成功」という基準が、人それぞれ異なるわけで、「単にケガをせずに仕事をする」ことさえ成功と言えてしまい、「成功」という言葉が曖昧な基準になってしまうからです。
しかし、価値ある人間ということであれば、意味することは変わってきます。
つまり、他人とは異なる価値、誰かの役に立つ価値、誰かを喜ばせる価値ということにつながるわけです。

それに、「成功」という言葉には、それで終わり、つまりゴールという意味にも捉えられます。
私たちの人生は、「成功」すればそれで終わりではなく、その後も人生は続いていくわけであり、「成功」と言われる出来事も通過点に過ぎないわけです。
たとえ成功しても、その後も自分の価値を高めていくという意識が大切になるのです。

SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsは、2030年がゴールと定められていますが、地球や人類の未来はその後もずっと続いていきます。つまり、ゴールではないのです。
たとえ、SDGsの目標が達成できたとしても、それで終わりではないのです。
私たちは、SDGsの目標達成という成功を目指すのではなく、価値ある行動を継続していくことと言えるのかもしれません。

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