関係が壊れる事だけを怖れて生きるのは、他者の為に生きる不自由な生き方
byアルフレッド・アドラー「嫌われる勇気」より
あなたは人間関係が壊れることを極度に恐れていませんか?
タイトルの言葉は、アドラー心理学で有名なアルフレッド・アドラーの著書「嫌われる勇気」の中の一節です。
私たちの人生は、大勢の人間関係の中で生きています。
良い人間関係は、自分の心を癒やすとともに、成長を促し、幸福な気持ちになり、人生そのものを豊かにしてくれます。
しかし、良い人間関係が壊れることを怖れてしまい、嫌われないように無理をしたり、好きになれない人との関係を続けてしまうことは、決して懸命とはいえません。
私たちの人生は、自分の幸福を追求するために生きています。
他者の幸福を願う気持ちも尊いものですが、最も優先すべきは自身の幸福です。
自分自身が幸福であればこそ、他者を愛し、幸福を与えることができるのです。
もちろん、人間関係を軽々しく壊してよいと言っているわけではありません。
良い人間関係は自分の幸福につながることは確かです。
大切なのは、人間関係が壊れるのを怖れすぎないことです。
たとえ一時的に関係が壊れたとしても、あなたの人生に必要な人ならば、いずれ改善するでしょう。
もしも改善しなければ、それは自身にとって、その人はあまり必要ではなかったということです。
私たちの人生は、いろいろな人との出会いと別れの繰り返しです。
離れていく人もいれば、近付いてくる人もいます。
人間関係のことで、あまり深刻に悩まないことが大切なのかもしれませんね。
SDGs目標17は「パートナーシップで目標を達成しよう」です。
SDGsのような困難な課題を解決するためには、世界中のあらゆる人々の関係者が連携して、協力し合うことが重要です。いわば人間関係そのものです。
しかし、目標達成のためには、人間関係に苦悩するのではなく、程よい関係を保ちながら、一つのゴールを目指すという心構えが大切なのです。