ことわざ

最も安心できる馬こそ、手綱を緩めるな。by中国のことわざ

最も安心できる馬こそ、手綱を緩めるな。
by中国のことわざ

あなたは、常に緊張感を持っていますか?

タイトルの言葉は、中国に伝わることわざです。
暴れ馬や気性の激しい馬であれば、人は皆、緊張感を持って手綱をしっかりと制御できるのに、大人しく安心できる馬であれば、気持ちが緩んでしまい、手綱を持つ手を緩ませてしまいます。
そうすると、大人しいはずの馬が急に暴れだしたとき、制御できずに逃がしてしまうこともあるという教訓です。
この馬は大人しいから大丈夫だと思い込み、手綱を持つ手を緩めてしまう。
そうすると、馬は賢い動物なので、それを見透かしてしまい、ここぞというときに暴れだして逃げていくことがあるというわけです。

馬に限らず、私たちは何か事にあたるとき、緊張感を持って行動できる場合とそうでない場合があるようです。
大丈夫だという思い込みと油断が、思わぬ悲劇を生むことだってありうるわけです。
「この仕事ならいつもやっていて慣れているから大丈夫」とか「この仕事は誰でも簡単にできるから大丈夫」なんていう思い込みや油断が大きな事故を生むことだってあるのです。
常に緊張感を持って、事にあたることが私たちには重要だということを肝に銘じておきたいものです。

SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの行動については、「自分一人くらいやらなくても大丈夫」だと思っている人が世界中にはたくさんいます。
「自分一人くらい」ならば、確かにたいした影響はないかもしれませんが、そう考える人が世界中に広がって、大勢の人が何も行動を変えなかったら、世界は何も変わりません。
私たち一人ひとりの行動の積み重ねが大きなエネルギーとなって、社会全体を良くしていくことを認識し、常に高い志を持って行動を実践、継続していきましょう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で