感情は腕や足と同様、私たちの重要な一部であり、そこから避けたり逃げたりする必要はない。
by ラス・ハリス
あなたは自分の感情をおろそかにしてはいませんか?
タイトルの言葉は、イギリスの医師で心理療法士のラス・ハリスの言葉です。
感情は、腕や足と同様に私たちの重要な一部なので、大事にすべきなのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、生きていく上で自分の身体を大事にするものです。
腕や足などは、もしもケガをすれば、仕事はもちろんのこと、日常生活さえも支障が生じてしまうので、できるだけケガをしないように気をつけながら大事に扱うものです。
しかし、自分の感情についてはどうでしょうか?
自分の心が、「つらいなあ」とか「苦しいなあ」と感じたときに、あなたはどんな行動をとるでしょうか?
感情というのは、脳が感じる感覚ではありますが、目に見えるものでも形あるものでもありません。
他人はもちろんのこと、自分自身にも見えるものではなく、しかし確実に自分の中にうごめいている感覚ではあります。
そのため、あまり大切に扱わない人も多いのかもしれません。
もしも、心の中で、「イヤだなあ」とか「やめたいなあ」という感情になったとき、私たちは、「周りの人が頑張っているんだから自分は我慢しなくちゃ」とか「これくらいのこと、辛抱しなくちゃ」などと、周りの状況に影響されて、感情とは裏腹の行動をとってしまい、無理をしてしまうことがあります。
これは、自分の感情を大切にせずに、おろそかにしているとも言えるのです。
腕や足であれば、「ケガをするから、危険なことはしないように」という思いが上回り、ケガをするような無理な行動はとらないはずです。
しかし、感情は無理をして、反対の行動をとってしまうことが多いのです。
感情も自分にとっては重要な一部であるにもかかわらず、傷つけたり、無理をしても構わないというのは、とても矛盾した考えだと思います。
目に見えないからこそ、大事に扱わなければならないとも言えるのです。
もしも自分の心の中に、「苦しいなあ」とか「やめたいなあ」という感情が芽生えているとすれば、それはあなたに対する危険信号であり、心身に対するあなたへの警告かもしれません。
それを無視してまで無理をすれば、あなたの心身に悪影響を及ぼす可能性だってあるのです。
腕や足など自分の身体を大事にするのと同様に、自分の感情も大事にしてあげてください。
あなたの心は、身体と同様に、あなただけが持つ唯一無二の重要な一部であることを自覚し、決して無理をすることなく、大切に扱ってあげてください。
そうすることで、あなたは心身ともに健康であり続けられるはずですから。
