運命は我々に幸福も不幸も与えない。ただ、その素材と種子を提供するだけだ。
by ミシェル・ド・モンテーニュ
あなたは、自分を幸福だと思っていますか? それとも・・・。
タイトルの言葉は、フランスの哲学者 ミシェル・ド・モンテーニュの言葉です。
運命というものは、私たちに幸福とか不幸を与えるものではなく、単に素材と種子を提供するだけなのだと述べた深いメッセージですね。
あなたは幸福ですか? それとも不幸ですか?
もしもあなたがこう問いかけられたら、何と答えるでしょうか?
人によって答えは異なることと思いますが、人は自分の身に起きたことや境遇を見て、自分が幸福なのか不幸なのかを感じることが多いようです。
例えば、貧しい家に生まれた人や、父親が暴力を振るうような家庭で育った人だとすれば、自分は不幸だと感じる人が多いことでしょう。
反対に、裕福な家に生まれた人や、優しい親に育てられた人であれば、自分は幸福だと感じる人が多いことでしょう。
したがって、人は自分の生まれ育った環境によって、自分が幸福か不幸かを感じることが多いように思います。
また、人生の中で自分に起きた出来事によって、幸福や不幸を感じることも多いかもしれません。
災害や事故に巻き込まれたり、病気になったりすれば、自分は不幸だと感じることが多いでしょうし、健康に恵まれ、大きな事故や災害に遭わなければ、自分は幸福だったと感じるに違いありません。
つまり、私たちが幸福だとか不幸だと感じるのは、自分の境遇や起きた出来事そのものによるものだと思うかもしれません。
しかし、よくよく考えてみると、自分に良いことばかり、都合の良いことばかり起きる人なんて世の中には絶対に存在しませんし、その逆もしかりです。
つまり、私たちの人生、良いこともあれば悪いこともあり、その繰り返しだと言えるわけです。
したがって、自分の境遇そのもの、起きた出来事そのものが幸福だとか不幸だとかを決めているわけではないことに気付きましょう。
一つの同じ出来事であっても、人によって感じ方が異なるはずで、それをどう受け止めるかは、人それぞれです。
例えば、事故に遭ってケガをしたとしても、「これくらいで済んで良かった」と感じる人もいれば、「事故に遭うなんて不幸だ」と感じる人もいます。
同じ金額を持っていても、「こんなにたくさんある」と満足する人もいれば、「全然足りない」と不満を言う人もいます。
同じ出来事であっても、人によって感じ方が180度違うことはよくある話です。
自分が幸福か不幸かなんて、自分の感じ方次第で決まるのであって、その人の運命、つまり境遇とか出来事で決まるわけではないことは理解しましょう。
できれば、人や社会に対する感謝の気持ちを忘れずに、生きていることそのものを幸福に思うことで、今後の考え方や行動も変わることを忘れずに、豊かで充実した幸福な人生を歩んでいきましょう。
