向いていなければさっさと辞める。人間は自分の器量がともかく発揮できる場所を選ばねばならない。
by 秋山好古
あなたは、自分に向いていないことをイヤイヤ続けてはいませんか?
見出しの言葉は、明治から昭和にかけて活躍した陸軍の軍人 秋山好古の言葉です。
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の登場人物としても有名な方ですね。
自分に向いていないことはさっさとやめて、自分の器量が十分に発揮できることをしなければならないと述べた深い言葉ですね。
人間は、仕事をするにしても、趣味を楽しむにしても、自分の好きなこと、熱中できることに情熱を傾けたいものですよね。
趣味であれば、自分に向いていないと思えば、さっさとやめる人が多いことと思いますが、仕事についてはどうでしょうか?
自分に向いていないと思っていても、辞めるという決断を簡単にできる人はあまりいないと思われます。
なぜなら、仕事とは、自分の生活の糧であり、一度決めた以上、そう簡単に辞めるなんて決断ができるはずがないと思うからです。
それに、世間体も気になりますし、家族のために働かなければならないという使命感もあるので、たとえ自分に向いていないと思えても、イヤイヤながらも働かざるをえないという気持ちになってしまうのも無理はないのかもしれません。
しかし、向いていないことをダラダラと続けるくらいなら、さっさと辞めて自分に向いている仕事を模索し、自分の生きる道を探すべきです。
向いていない仕事をダラダラとやっていても効率が悪いのみならず、あなた自身が、日々つまらない生き方、面白くも何ともない生き方をせざるを得なくなってしまい、生きていく張り合いがなくなってしまいます。
そんなつまらない生き方をするくらいなら、一日でも早く、生き生きと自分の才能が発揮できる場所、好きな場所、楽しめる場所を見つけて、生きて行くべきです。
それに、向いていない仕事をイヤイヤ続けても、周りの人々にも迷惑ですし、家族も喜んではいないはずです。
仕事とは、単にお金を稼ぐ場所ではなく、世の中の役に立つこと、人を喜ばせるために実践するのが職業と言えるわけです。
イヤイヤ続けるのではなく、勇気ある決断をすることが大切なのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動においても、イヤイヤ続けるくらいなら、さっさと辞めて、他の生きる道を探してください。
他の人に言われたからとか、上からの命令だからという理由で、SDGsの活動をしている人がいますが、やるからには明るい気持ちで一生懸命に取り組む姿勢を忘れないでください。
自分に向いていないことはさっさとやめて、自分に向いていること、好きなことに情熱を注ぐほうが、あなた自身も生き生きと活躍できますし、周りの人も喜びます。
SDGsにも17の目標があり、やれることは多岐にわたっています。
自分の能力を十分に発揮できるものを選んで、それに情熱を注ぐ方がいいに決まっているのです。
よく考えて行動しましょう。