幸福人とは過去の自分の生涯から満足だけを記憶している人々であり、 不幸人とはそれの反対を記憶している人々である。
by 萩原 朔太郎
あなたは幸福ですか? それとも不幸ですか?
タイトルの言葉は、詩人 萩原朔太郎の幸福感に関する名言です。
私たちは、生きている間にいろんな出来事が起こります。その出来事は、自然に起こることもあれば、人が起こすこともあります。
人はそれを、幸福な出来事、不幸な出来事、どちらでもない他愛のない出来事に分けたがります。
果たしてそうなのでしょうか?
同じ現象でも、人によっては幸福と捉えたり、不幸と捉えたりするのです。もしも、通常は不幸な出来事と捉えられる、例えば災害や死であっても、そこには未来の幸福の種子となるものがあります。
かと言って災害や死を幸福に思いなさいと言っているのではありません。もちろん悲しい出来事であり、不幸感を感じるのは当然のことですが、それをずっと引きずっていても仕方がないのです。
不幸な出来事ばかり、もしくは幸福な出来事ばかり起こる人はいません。生きていれば誰しも同じように、自然界で起きる現象は起きるのです。
幸福感、不幸感とは出来事ではなく、自分の心が捉える感情なのです。
幸福か、不幸か、それはあなたの出来事そのものではなく、心が決めているのです。