「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう。「ばか」っていうと 「ばか」っていう。「もう遊ばない」っていうと 「遊ばない」っていう。そうして、あとで さみしくなって、「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、 いいえ、誰でも。
自分の発した言葉は、こだまのように自分に返ってくる。あなたはいつも、そう意識して言葉を発していますか?
見出しの詩は、金子みすずの有名な詩です。東日本大震災後にCMで流れていたのでご存じの方も多いと思います。
私たちは毎日、何気なく言葉を発しています。
時には相手の気持も考えずに、相手を傷つける言葉を発してしまうこともあるし、優しく愛のある言葉を発することもあります。
言葉にはそれぞれ意味があり、人がそれを口にするとき、必ず目的があるはずです。
相手を勇気づける目的、相手に行動してほしいという目的、心配していることを伝える目的など様々です。そして言葉を発した途端、その目的、思いはきっと伝わるでしょう。
もしかしたら、相手を傷つけよう、悲しませようという悪意で言葉を発することもあるかもしれません。その場合も、こだまのように相手にきっと伝わるでしょう。
言葉とは恐ろしいくらいの強い力があるのです。
いつも意識しながら言葉を使うようにしましょう。