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政治家がクリーンさだけで支持されるのはおかしい。求められる資質はそれじゃない。

政治家がクリーンさだけで支持されるのはおかしい。求められる資質はそんなことじゃない。
by 三宅久之

あなたは、真面目に、誠実に生きていますか?

見出しの言葉は、政治評論家の三宅久之氏の言葉です。
政治家がクリーンさだけで支持されるなんておかしいと述べた深いメッセージですね。

クリーンな政治家と聞いたら、あなたはどんな人を思い浮かべますか?
クリーンとは清潔と言った意味でありますが、たいていの人は「お金」に関してクリーンな人というのを思い浮かべるのではないでしょうか?
政治献金や寄付金を一切受け取らないという政治家が、この世の中に存在するのかどうかは何とも言えませんが、お金に関してクリーンな政治家というのはおそらく存在するのでしょう。

しかし、政治家に求められる資質とは何なのか、私たち有権者は、よくよく考えてみることが必要なのは間違いありません。
政治家とは、国民から選ばれた議会の代表であり、まさしく「政治」の仕事をしてもらうために存在するものです。
政治とは、国民が安全、安心な生活、豊かで充実した生活をするためにどうすればよいかを考え、実行することです。
それを議会の場で発言し、それを実行できるように行動する人が「政治家」なのです。
お金にクリーンかどうかなんて、全く関係ないのです。
その本質を見誤ってはいけないのです。
「あの政治家はお金にクリーンだから良い政治家だ」などと思うのは、本末転倒であり、全くの見当違いだと言えます。

どんなにクリーンな政治家であっても、議会で発言することもなく、政治に関して学ぶことをしなかったり、市民の意見を聞かない政治家がいるとすれば、そんな人は政治家本来の仕事をしているとは言えないのです。

政治家に限らず、どんな職業の人であっても、自分のやるべき役割を誠実に果たせる人が、本当の意味での仕事のできる人と言えるわけで、「クリーン」かどうかは、一つの判断基準にはなりますが、それだけで「良い」かどうかを判断するのは早計なのです。
何事も、本質を見極める目が重要になるのです。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの活動をする際にも、一つの基準だけで人を判断してはならないのは明白です。
みんなが見ている前では真面目に取り組んでいるように見えても、人のいないところやプライベートでは何も行動していない人も少なからずいます。
もちろんそんな人を見つけても、その人を非難する必要はありませんが、自分自身はそうならないように気をつけたいものです。
他人のことよりも、自分が何をするべきか、何ができるかを考え、実践することが大切な心構えです。
常に意識しながら活動を続けていきましょう。

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