人の心を本当に動かすにはその人の体験から滲み出る行いと言葉しかない。

人の心を本当に動かすにはその人の体験から滲み出る行いと言葉しかない。知識だけでは人は共感を感じないからだ。
ｂｙ　宮沢賢治

あなたは、周りの人にどんな影響を与えていますか？　感動を与える生き方をしていますか？

この名言は、作家　宮沢賢治が語った言葉です。

私たち人は、毎日いろんな体験をし、知識を得、成長していきます。
それは、巡り会えた人々から様々な影響を受けたり、書物を読んで知識を得たりして、日々の積み重ねにより心が育まれていくのです。

全く同じ体験や知識を持っている人は、この世に二人といません。
その人にはその人個人が持っている独特の体験や知識が備わっているのです。
しかし、知識とは、所詮はだれかから聞いたことに過ぎません。その知識を生かして実践してこそ、それが体験になるのです。

体験したことのない知識や、書物でかじっただけの知識をだれかに話しても説得力がないのです。なぜなら、心がこもっていないからです。
体験したことは、自分の体や心が覚えているので、言葉の一つ一つに説得力が現れるのです。

例えて言うならば、登山をしたことのない人が、山について熱く語っても共感を得られないのです。たとえ豊富な知識を持っていたとしてもです。

人の心を動かすのは、自分の体験談であることは覚えておきたい名言です。