偉人、著名人

大事なのは良いときも悪いときも切り抜けて長く続いている企業に注意を向けること

大事なのは、今調子がいい企業だけに注目するのではなく、良いときも悪いときも切り抜けて長く続いている企業に特別の注意を向けることです。
byフィリップ・コトラー

あなたは相手の良いところばかりに気を取られていませんか?

見出しの言葉は、アメリカの経営学者 フィリップ・コトラー氏の名言です。
これは、企業経営に限らず、人間の生き方にも通ずる深い名言ですね。

皆さんは、優良企業と聞くと、どんな企業を思い浮かべますか?
売上げが急激に伸びている企業や、優れた技術を持っている企業、長い歴史を持つ企業など、それぞれ思い浮かべるイメージが異なることと思います。
私たちが株式投資などの出資を検討するときや、就職先を決める際に、どんな企業なのかとても気になるところです。

アメリカの著名な経営学者であるフィリップ・コトラー氏は、「良いときも悪いときも切り抜けて長く続いている企業こそ良い企業だ」と断言しています。
企業経営に関しては、永遠に良い状況が続くということはありえません。
悪い状況が一切起こらないなんてことは絶対にありえないのです。
悪い状況に陥ったときに、それをうまく切り抜けて、長く続く企業こそ良い企業なのです。

企業は倒産してしまえば、それで全て終わりです。
従業員は路頭に迷い、経営陣は多額の負債に見舞われる事態となってしまい、多くの人々が不幸のどん底に落ちてしまうわけです。
そうならないために、どんな悪い状況でもうまく切り抜ける術を持っている柔軟性のある企業が、長く生き残っていく優良企業と言えるのです。

このことは、企業経営に限った話ではありません。
私たち個人の生き方も同じことが言えます。

私たちの人生は、良いことばかりでは決してありません。
良いことも悪いことも起こるのが人生です。
悪いときであっても、それをうまく切り抜けて柔軟に対応できる知恵と行動が大切です。
その後の人生に、取り返しのつかない悪影響を及ぼすような行動は絶対にしない冷静さが大切なのです。

SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
目標達成に向けての行動は、決して良いことばかりではないでしょう。困難な壁にぶつかることもあるかもしれません。
それを柔軟にうまく切り抜けて、一歩一歩前へ進んでいく心構えが大切です。
心得ておきましょう。

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