ことわざ

衣食足りて礼節を知る。by日本のことわざ

衣食足りて礼節を知る。
(いしょくたりてれいせつをしる)
by日本のことわざ

あなたは礼儀や節度をわきまえていますか?

タイトルの言葉は、日本のことわざです。
意味は、「人は衣服や食糧など生きるために必要なものが十分にあるようになって初めて礼儀や節度をわきまえられるようになる」ということです。

私たちの社会は、生きるためのマナーや秩序があり、それを守らなければ人は生きていけません。
そのための法律やルールも整備されており、私たちの社会秩序が維持されているわけです。

しかし、もしも貧困で食糧がないような社会だとしたら、正常な秩序を保つことは困難だとされています。
十分な食糧もなく、住む場所もなく、清潔な衣類もないような状態ならば、人は正常な判断を持つことができなくなってしまうからです。
そうなると、窃盗や暴行など犯罪の温床になってしまうかもしれません。

世界のどこかの地域で、人々が貧困や飢餓で苦しんでいるとしたら、こんな不幸な状況を放置しておくわけにはいきません。
私たちは、衣食住の最低限の生活が保障されてこそ、正常な生活を送ることができるのです。
世界中で起こっているテロや紛争は、貧困や飢餓に起因するものが多いのが現実なのです。

SDGsの目標1は「貧困をなくそう」、目標2は「飢餓をゼロに」です。
世界中から貧困と飢餓をなくすことが、SDGsの最初の目標であり、グローバルな課題解決の原点とも言える行動目標です。
また、貧困や飢餓は、人権問題、差別解消を解決するための基礎であり、まず最初に解決しなければならない問題です。
私たちに何ができるのか、考えてみましょう。

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