衝撃からの立ち直りに最も効果的なのは、自分の感じ方を肯定することです。
by 水島広子
あなたは自分が感じた気持ちを否定してはいませんか?
タイトルの言葉は、精神科医の水島広子氏の言葉です。
事故や災害などの衝撃的なことが起きた場合、そこから立ち直るには、自分が感じた心の状態を肯定することなのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、人生の中で、理不尽なことや不合理なことが起きたり、事故や災害などに巻き込まれてしまうなど、ひどい目に遭ったり、衝撃的な出来事に遭ってしまうことがあります。
そんなとき、「なぜ私だけがこんな目に遭うのだろう」などと落ち込んでしまったり、「私ってダメな人間なのかなあ」などと、自分を卑下してしまうことがあるかもしれません。
人によっては、イライラしたり、怒りを誰かにぶつけてしまう人もいるかもしれません。
しかし、そんな気持ちになったとしても、まずは自分の気持ちを受け入れ、自分が感じた感情を肯定してみましょう。
理不尽なことや不合理なことが起きてしまった場合、「なぜ自分がこんな目に遭うのだろう」と思ってしまうのは仕方のないことですし、落ち込んでしまうのも無理はありません。
こんな目に遭ったのに、喜びや嬉しさを感じるほうがどうかしています。
また、こんなときこそ、「明るく前向きにならなくてはいけない」などと考えて、無理やり明るく振る舞わなければならないというのも、過酷なことと言えるかもしれません。
落ち込んでしまったり、怒りを感じたとしても、それは仕方のないことだと受け入れ、自分自身が感じた気持ちを肯定してあげてください。
周りにいる人たちや、偉い先生、哲学者たちは、「どんなときでも前向きにプラス思考で」と言うかもしれませんが、人間誰しも、そんな気持ちになれないときだってあるのです。
私たちは感情を持った生き物であり、悲しいときもあれば、怒りを感じるときもあるのが自然です。
常に正しい選択をし、常に明るく前向きに考えることなど、そんな理想的な人間になどなれるはずがないのです。
人生の中で、落ち込んだり、怒りを感じたとしても、そんな自分を素直に受け入れ、「落ち込んでも仕方ないよね」とか「怒っても無理はない」という自分が感じた気持ちを肯定してあげることで、早く立ち直ることができるはずです。
「常に明るく前向きに」などと理想論を唱えても、人はすぐには立ち直れないのです。
自分の気持ちを素直に受け入れることで、人間は正しく、強く生きていくことができるのです。
